スペインと日本の子育ての違い

2017.12.16 ため 育児・健康 ママ・パパ通信

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ヨーロッパ南西部のイベリア半島に位置するスペイン。大人でも昼食後に昼寝をする「シエスタ」の習慣や、人々が陽気で明るいことでも知られています。

そんなスペイン人と国際結婚をした私の経験から、スペインと日本の子育ての違いについてお話しします。

スペインと日本の離乳食事情

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スペインと日本では離乳食が少々異なります。日本ではたんぱく源として白身魚から始めることが多いのですが、スペインでは牛肉、鶏肉から始めます。魚はアレルギーを考慮して8ヶ月頃まで与えないようです。

また、日本では月齢に合わせて、ゴックン期、モグモグ期、カミカミ期、パクパク期など少しずつ丁寧に離乳食の段階を進めていくので、1歳までにある程度かたちのある物を食べられるようになりますよね。しかしスペインでは、一歳頃でもピューレ状の離乳食を食べさせます。食べやすそうな反面、一歳近くの赤ちゃんに至っては、ピューレ状の離乳食の量は大人のスープボール一皿分とたくさん!赤ちゃんも頑張って食べる(飲み込む?)ことになるので大変そう。でも、逆にスペインのママから見ると、日本の一歳頃の離乳食は、ある程度かたちがあるものへと進むのが早くて赤ちゃんが食べにくいのでは?と感じるようです。

スペインでは1日5食?!

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食事の回数もスペインは日本とは異なり1日5回!スペインの子どもたちの一般的な食習慣といえば、

まず、7時から8時にパンやビスケットにコラカオと呼ばれるチョコレートドリンクやオレンジジュースだけというシンプルな朝食をとります。次に、朝10時から11時頃には“almuerzo”と呼ばれる第2の朝食を、サンドイッチなどの軽食で済ませます。ですから、昼食は14時ころから15時と日本人からするとかなり遅めの時間にとります。実は、スペイン人が1日の中で一番たくさん食べ、そして時間をかけてゆっくりと楽しむのがこの昼食です。学校給食システムもありますが、子どもたちも、基本的には家に戻って昼食をとります。

次に“Merienda”と呼ばれるおやつの時間があります。おやつと言っても時間は18時から19時。サンドイッチ、チーズ、フルーツ等を食べます。そして最後に、5食目となる夕食は21時から22時に。就寝前なので軽く、サラダに目玉焼き、Tortillaと呼ばれるオムレツなどを食べます。

昼食に戻ってくる子供達の送迎などを含め、食事回数が多いのでスペインのママは忙しいですね。

夏のスペインでは夜20時過ぎに公園へ!
子供達の就寝時刻は?

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スペインではシエスタの習慣もあるので、「子供の睡眠時間は長いのでは?」と思う方もいるかと思いますが、睡眠時間は日本と変わらないようです。ただし夏の間は、就寝時刻がかなり異なります。スペインでは、夏の間は22時頃まで明るく、日本の子供たちの平均就寝時刻の20時頃では夜とは思えない程。しかも、20時前では暑さも厳しく子供達が外遊びをするのは難しいため、20時以降に公園に行き、21時に家に戻りお風呂と食事を済ませ、23時頃に寝るという日もあります。

 

スペインに里帰りした際、日本人の私は、遅い時間に子供を連れ出すことに少々戸惑いましたが、子供達は明るい夜の公園を思いっきり楽しんでいました。もちろん、夏以外の季節で学校がある間は、21~22時には寝るようです。

太陽の国と称されるスペイン。日照時間を有効活用しながら、食も楽しみ、時間の流れがゆっくりしています。早寝早起き、規則正しい日本に比べると、スペインでの子育てはのんびりしているように感じます。