育児うつにならないための3つのポイント

2017.07.22 佐藤 麻依子 育児・健康

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ママにとって、24時間、365日、休みがないのが育児です。
心待ちにしていた赤ちゃんが誕生したのもつかの間、毎日授乳やお世話に追われて「楽しい」「うれしい」という気持ちもしだいに薄れ、時には「辛い」「苦しい」と感じることも。
このような状態が続くと、ストレスがたまり、育児うつになってしまうことも少なくありません。
ある調査によると、「生涯に一度はうつ病になる人」の割合は15人に1人。いまや誰でもかかりうる身近な病気になりつつあります。
そんな育児うつにならないようにするためには、どうしたらいいのでしょうか?

育児うつの原因

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育児うつの原因には、主に「精神的な疲労」と「身体的な疲労」があります。
精神的な疲労は、「他者承認や他者協力がないことによる疲労」や「自己承認ができないことによる疲労」などが挙げられます。
身体的な疲労には、「睡眠時間が取れない」「常に子どもの世話をしなければならない疲労」などがあります。

育児うつの症状

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育児うつの症状には、「心の症状」と「体の症状」があります。
人それぞれ表れる症状は異なりますが、主な例をあげます。

心の症状の例

  • イライラし、怒りっぽくなる
  • ゆううつ、マイナス思考、いつも不安
  • やる気が起きず、何にも興味がわかない
  • 集中できない、考えられない、決められない
  • 忘れっぽくなったり、ミスをしたりする
  • 自分を責めてしまう

体の症状の例

  • 眠れない、朝早く起きてしまう
  • 食べられない、または食べ過ぎてしまう
  • 体がだるい、疲れやすい
  • 息苦しい、動悸がする
  • 頭痛がひどい、めまいや吐き気がする

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育児うつにならないための3つのポイント

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十分な休息をとる

育児をしていると、夜泣きや授乳などで断続的な睡眠になることが多く、睡眠不足となって脳や体が休まりません。
難しいことかもしれませんが、できるだけ睡眠時間を確保するようにしましょう。
また、家族や実家に育児をサポートしてもらったり、場合によっては子育て支援の制度やサービスを利用したりして、ママが十分睡眠や休息をとれるようにすることが大切です。

ストレスを減らす

ママは、毎日の家事や育児でストレスがたまりがち。
ストレスは、発散しないとドンドンたまっていってしまいます。
ガマンして重症化する前に、早めに対処することを心がけましょう。
たとえば、気分転換に外出したり、ママ友やパパに話を聞いてもらったりして、ストレスをため込まないようにします。
必要に応じて、専門家やカウンセラーに相談する方法もあります。
また、子育てにイライラしてしまったときは、「とりあえずその場を離れる」「お茶を飲んでリラックスする」など、一呼吸おいてみるのも効果的です。

生活習慣や考え方を変える

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育児を完ぺきにこなそうと思わずに、「ここまでできればOK!」という考え方に変えてみましょう。
授乳、寝かしつけ、夜泣きなど、育児はママの思いどおりにならないことが多いもの。うまくいかなかったり、失敗したりしたときも「ま、いっか」「こんなこともあるわよね」と受け止め、「理想の育児」のハードルを低くしてみましょう。
また、子育てがうまくいかないと、「自分のせい」「私に原因がある」「私が悪い」と自分を責めてしまうことがあります。このような考え方は、さらに気持ちを落ち込ませるだけ。
「今日の私は○○ができた」「ここまでがんばった!」と自分を認めてあげることで、心に余裕も生まれてきますよ。

このように、心も体もリラックスできるように工夫して、ゆったりと「ゆる~い育児」を進めていくことが、育児うつの予防にもなります。
辛い子育てにさよならして、いましか経験できない子育てを楽しみましょう。