子どもとスマホの上手な向き合い方
使い過ぎないようにするための方法とは?

2018.04.05 佐藤 麻依子 しつけ・教育

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時代とともに急速に普及してきたスマホ。個人のスマホの保有率は、2011年には14.6%でしたが、2016年には56.8%に。実に、5年間で4倍にもなっています。

普及に伴い、「防犯」や「連絡用」として、わが子にもスマホを持たせたいと考える親が増えています。確かに、子どもにスマホを持たせると安心かもしれません。ただ、スマホにはネットやゲームなど、子どもが夢中になってしまう楽しい機能がたくさんあります。気がつけば1日中使っている、なんていうことも。だからといって、スマホをまったく使わせないようにするのも、いまの時代は難しいのかもしれません。

スマホは上手に使えば、とても便利なモノです。子どもがスマホと上手に向き合うことができれば、安心してスマホを渡すことができますよね。今回は、スマホと上手に向き合い、使い過ぎないようにする方法について考えてみましょう。

子どもがスマホと上手に向き合う方法

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●スマホを使うときのルールを決める

まずは、親子でスマホを使うときのルールについて話し合いましょう。これは、「子どもにスマホを渡す前」に決めるのがベストです。ルールの例を紹介します。

●どんなときに使うのかを決める

  • 食事中は使わない
  • 夜○時を過ぎたら使わない
  • お風呂やトイレでは使わない
  • 使うのは1日に○分までにする
  • 家ではリビングのみで使う
  • 充電はリビングで行う

スマホの使い過ぎを防ぐには、「1日に○分まで」と決めるのが効果的です。これを守りやすくするには、タイマーを使って自己管理してもらうのがオススメ。ただ、時間ぴったりに使用を止められないことも多く、ルールを守れるのは最初だけということも少なくありません。このようなときは、タイマーが鳴る5分前などに、「もうすぐ時間だよ」と親が声をかけるようにします。それでも、スマホが楽しくて夢中になると、だんだんとルールが守れなくなってきます。こんなときのために、ルールを守れなかったときはどうするのかについても、あらかじめ親子で話し合っておくとよいでしょう。

また、ルールを決めたら、親もそれを守るようにします。たとえば、「食事中は使わない」としたなら、親も食事中はスマホを使わないようにします。親が模範となって節度のある使い方を示すのが、子どもにルールを守ってもらうコツです。

●何のために使うのかを決める

  • 友だちとのメールやLINEのやり取りに使う
  • 何かあったときに親に連絡するために使う
  • インターネットやオンラインゲームをしてよいかどうかを決める

「スマホでしてよいこと」と「してはいけないこと」を最初に決めておきましょう。特に、インターネットやオンラインゲームは、利用しすぎると料金が高額になることもあります。インターネットをOKにした場合は、有害なサイトに接続しないようにフィルタリングをかけるようにすると安心です。

スマホの危険性や弊害を教える

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スマホは楽しいだけではありません。

メール機能を使えば、迷惑メールやチェーンメールが届いたり、ネットをすれば、うっかり有害サイトにアクセスしたりすることもあります。また、スマホの使い過ぎは、睡眠不足や目の疲れ、肩こりなど、健康を害してしまうことも。スマホには、危険なことや悪い影響もあるということも、子どもに教えておくとよいでしょう。

ルールを守れなかったときはどうするのかを決める

頭ごなしに叱ったり、強制的に取り上げたりすると、子どもの反発を招きます。守れなかったときはどうするのかも、親が一方的に決めるのではなく、親子で話し合って決めましょう。子ども自身に提案してもらうと、より実践してもらいやすくなります。たとえば、「1日親にあずける」「使うのを2日に一度に減らす」などが考えられますね。

子どもが小学校、中学校、高校と成長してくれば、スマホは使わせないというわけにはいかなくなります。小さいうちから使い過ぎないようにさせる工夫をすれば、上手に活用していけるのではないでしょうか。