食卓は楽しく囲みたい! 
マナーの前に身につけてほしいこと

2018.03.22 まきじゅん ママ・パパ通信

Photo by Shutterstock.com

「一汁三菜」は日本の理想的なメニュー構成です。主食のごはんと3種のおかず、そして汁物を交互に食べ進めるのがマナーです。だけど、小さい子どもは、好きなものだけ食べて終わりになりがち。

食事は楽しまなきゃ!

長男が1、2歳のころは、横に座って手助けして順繰りバランスよく食べさせられたけど、双子の次男と三男にはお手上げです。手が4本あったらよかったのにと思います。

わが家は「コース式ごはん」

一汁三菜じゃない日もたくさんあります。前日に残ったひじき煮を混ぜて握ったおにぎりは人気

そこで私はひらめきました。薄味のものや、残しそうだなと思うものから順に食卓に出す「コース式ごはん」にすればいい!

次男と三男は、おかずばかり食べるので、まずは白いごはんを目の前に出します。お腹がペコペコなので、味がついていなくても3口ぐらいはそのままで食べられます。そこへきゅうりとわかめの酢の物、次はひじき煮、メインは焼き魚といった具合に、順番に出していき、大好きなお味噌汁に到達。デザートの甘いみかんで締めくくります。

コース式ごはんは、全部準備してテーブルに並べるより、腹ペコキッズの待ち時間が短くなるというメリットもあります。残念ながら、私が一緒に食卓を囲むことはできません。でも、兄弟3人がむしゃむしゃ食べる姿を眺めて、幸せな気分になります。双子たちもそのうち、長男みたいに上手に食べられるようになるでしょう。

本当に嫌いな食べ物って実は少ない

パパの手料理で誕生日をお祝い。いっぱい食べて大きくなあれ!

3歳ぐらいからは、好き嫌いがはっきりしてきます。長男は、お味噌汁に入った茄子やきのこが嫌だとか、肉のかたまりをよく残す時期がありました。

そんな時はしかめっ面をして「食べなさい〜!」と言っても逆効果。却って嫌なイメージが染み付いてしまいます。子どもの成長段階に合わせて、こちらの出方を変える作戦がおすすめです。

レベル1:「茄子は体を元気にしてくれるのよ」と教える。

レベル2:「茄子ちゃんが泣いてる〜、かわいそう〜」と、感情に訴えかける。

レベル3:「今日は食べたくないのね、いつかこの美味しさが分かるようになるよ」と食卓から下げる。

レベル3になった場合は、1週間ぐらいメニューから外します。しばらくすると、嫌だったことを忘れて難なく食べることもあるんです。

お皿を空っぽにすることより、「苦手な食べ物は茄子」と自覚させないことに注意を払います。特に私は、他人に「うちの子は茄子を食べなくて…」と話すのを避けてきました。本人が聞いたら、「ああ、僕は茄子が嫌いなんだ」と意識するようになります。

5歳の長男は、まだきのこが苦手ですが、自分から食べるようになりました。嫌いなんじゃなくて「まだ美味しさが分かっていない」だけ。お皿が空っぽになったら、オーバーに喜んで見せます。

私は、息子たちがマナーよく上品に食べる姿を見たいですが、その前に「食べるって楽しい!」と感じてほしいと思っています。好き嫌いが多いと、大好きな人と一緒でも、どんなに有名なレストランに行っても、気分が落ち込むでしょ? それは避けたいのです。