テレビなしの子育て

2018.03.20 ため ライフスタイル ママ・パパ通信

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私の子供は何かをやり始めるまでに、ものすごく時間のかかるタイプ。そんな娘に私は毎日のように「早く着替えて!」「早く食べて!」「早く宿題やって!」などと同じことを言い続けていました。それでも行動を起こさない娘に疲れ果て、最後にはついつい大きな声で「ねぇ!ママの言ってること聞いてる?」と怒ってしまうことも。大きな声にやっと反応した娘の答えは「え?なんて言ったの?」と全く聞いていなかった様子。ため息の毎日でした…

娘が話を聞かずにいた理由の一つはテレビ。娘はテレビが大好きで、特に好きな番組を見ている時にはパパやママの話にはまるで上の空。「あと5分だけ!」「これ見たら消すから!」という子供の言葉は当てにならず、結局約束を守れない日が続いていました。

そんなある日、子供達が寝ている間にパパがテレビの電源を抜いて、翌朝「ごめんね、パパがテレビ壊しちゃったみたい…。直るまで待っててね。」それを聞いた子供たちは、とてもがっかりした様子で「いつ直してくれるの?」「あの番組が観たいから来週までに絶対直して!」と、私に泣きついてきました。

この事がきっかけで始まった私たちのテレビなしの生活も1年が過ぎようとしています。そして子供達も、今ではその存在を忘れてしまったかのように、テレビを観ない日々を楽しく過ごしています。

今回は「テレビなしの子育て生活」を実践してみた私の経験から、子供たちの変化やいくつかのメリットをお伝えしたいと思います。

子供達は遊びに集中

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テレビを無表情でぼーっと見る時間が多かった私の子供たちですが、テレビを観なくなってから、おりがみ、ぬりえなど手先を使った一人遊びや兄妹で想像力を働かせて遊びに集中することが、自然と増えました。遊びの場が増えることで、自然と子供達の表情や表現力も豊かになったように感じます。もちろん、ケンカの回数も増えましたが、子供同士で解決することを少しずつ学んでいるようです。

本に触れる時間が増え、想像力と感受性が豊かに

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テレビなしの生活になってから、子供の読書する時間がとても増えました。4歳の息子は朝起きるとテレビをつける代わりに、お気に入りの絵本をソファに広げ集中して読んでいます。実際にはまだ文字も読めないのですが、息子の姿はまるでビジネスマンが出勤前に難しい表情で新聞を読んでいるかのようです。いつも私はそんな息子を微笑ましく見ています。8歳の娘はもともと読書が好きではありませんでしたが、本を広げる回数が増え、「次はこの本が読みたい!」と本への関心が強くなりました。

テレビなどの動画も子供の感情を育んでくれるでしょうが、読書は集中力、語彙力、表現力が高まるのはもちろん、子供達の想像力と感受性を豊かにしてくれます。本に触れ合う機会が増えた事を、親としてとても嬉しく感じています。

家族間のコミュニケーションが増える

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テレビなしの生活では、必然的に家族で会話をする時間が増えました。子供達の学校生活での様子をより知る事ができたり、子供が抱えている悩みなども家族で話し合ったりすることで、子供達の気持ちが常に安定するようになったように感じます。家族間のコミュニケーションが増えた事は、「テレビなしの子育て生活」にしたことによって得られた一番の収穫だと感じています。

1年前の私は、BGMのようにテレビをつけっぱなしにしていたり、子供がテレビを観ておとなしい内に家事を済ませたりと、テレビに頼った子育てをしていました。テレビなしの生活を始めた当初は、子供と向き合う時間が増えたことにより、却って忙しく感じてしまうこともありました。

しかし今では、親子共々とても心地よく日々を過ごしています。テレビなしの生活をしていると周囲に伝えると驚かれることも多いのですが、始めてみると失うものよりも得るものが意外と多く、試してみる価値ありです!育児面からだけでなく、パパやママにとっても、自分の時間を効率良く活用できるようになるのでオススメです。

皆さんも週に1日だけでも良いので、「テレビなしの子育て生活」を体験してみてはいかがでしょうか?