新年の迎え方は各国様ざま
スペイン流、新年の迎え方

2018.02.18 ため ママ・パパ通信

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新年の迎え方は各国さまざま。日本では年越し蕎麦を食べ、初日の出を拝むなどありますが、スペインでは年明けを告げる12時の鐘に合わせて、12粒のぶどうを食べる習慣があります。

12粒の幸運のぶどう

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このぶどうはLas 12 uvas de la suerte(12粒の幸運のぶどう)と呼ばれ、スペインの年越しには欠かせないものです。一回の鐘が鳴る毎に一粒ずつ口に入れ、鐘がなり終える前に12粒食べきれると新年が幸せに過ごせ、願い事が叶うと言われています。

マドリードの中心地にあるPuerta del sol(太陽の門)という広場の時計台の鐘が鳴ると同時に、人々はぶどうを食べ始めます。この様子はテレビ中継もされ、家で年越しする人も広場に集まった人も、ぶどうを片手に今か今かと、その時を待っています。食べやすいように皮を綺麗にむき、種をとり、気合いを入れて準備する人もいます。今年は、種無しぶどう12粒入りの可愛らしい時計のイラストの付いたパッケージ商品が、店頭に並んでいました。

 

実際のところ、12回の鐘で12粒のぶどうを食べきるのはかなり至難の技。5粒程度でギブアップする人もいれば、ハムスターのように口いっぱいにぶどうを詰め込んでいる人も。その姿を見て、互いに笑いながら賑やかに年越しをします。

スペインの子供達はクリスマスプレゼントが2回も?!

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日本では、12月25日にサンタクロースから子供達へプレゼントが贈られますよね。スペインのクリスマスでは、子供達はプレゼントが2回ももらえるのです!

12月25日にはサンタクロースから、そして1月6日にはTres Reyes Magos(三人の賢者)からプレゼントがもらえます。

実は、スペインでサンタクロースの存在が浸透してきたのは、最近のことのようです。以前は、1月6日だけが子供達にとって特別な日でした。その事もあり、未だにスペインの子供達は、サンタクロースよりもTres Reyes Mogosへ特別な思いを抱いています。子供達は、三人の賢者が訪れる前夜に賢者へはお酒を、そして賢者達が訪れる際に乗ってくるラクダ達へもお水とお菓子を準備します。子供達はラクダ達が飲みやすいように大きなバケツにたっぷりのお水を入れ、大きなお皿には山のようにお菓子を載せて、迎える準備をします。

ですからスペインでは、1月6日までクリスマスデコレーションが街中に飾られ、賑やかにお祝いをしています。日本の我が家でも、スペイン人のパパは1月6日までクリスマスツリーを片付けようとしないので、ツリーを眺めながら年越しする事に私もだいぶ慣れてきました。でも、この時期に我が家を訪れた人からは「まだ片付けてないのー?」とよく笑われます。

1月6日に食べる伝統的なスイーツ:Roscon de Reyes(ロスコン レジェス)

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スペインでは1月6日のReyes Magosの日に、Roscon de Reyesと言われる伝統的なスイーツを朝食やおやつに食べます。これはドーナツ型に焼かれた生地にクリームを挟んだもので、その中には陶器のお人形とそら豆が一つずつ入っています。家族みんなで切り分け、陶器のおもちゃや人形が当たった人は新年を幸せに過ごせると言われています。一方、そら豆が当たった人はこのスイーツの代金を支払うというルールがあります。大人も子供もドキドキしながら、このスイーツを食べてお祝いをします。

とかく賑やかなスペインの年末年始。よく食べ、よく笑い、「正月太り」は日本と変わらないと感じました。クリスマスカラーに包まれたこの時期のスペイン。子供向けの楽しいイベントもたくさんあります!みなさんも機会があれば是非、ご家族で訪れてみてくださいね。