なぜ子どもは、交通ルールを守っても事故に遭うのか?

2018.01.25 World-Mommy 編集部 しつけ・教育

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子どもが歩きはじめるようになると、気をつけたいのが交通事故です。

あなたのお子さんが突然、ひとりで車が走っている道路に向かって歩き始めてヒヤリとさせられた経験はありませんか。子どもは、一体どんなときに交通事故に遭うのか。また、大人と子どもは注意すべきことは違うのか。

今回は、子どもの交通事故防止のために、知っておきたいことお伝えします。

子どもの交通事故は、道路横断中に起きている

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まずは、子どもの交通事故の実態について。

日本の警視庁などの発表によると、歩行中の交通事故発生でもっとも多い年齢は、全年齢の中で7歳が突出しています。3〜4歳から増えはじめ、7歳でピークを迎えるのです。10歳を過ぎると比較的減少傾向が続きます。

また、子ども(*1)の歩行中の事故発生状況は、道路横断中が最も多く、事故が最も発生している時間帯は、夕方16時から18時の間です。

*1. ここでは幼児、小学生、中学生が関係した事故を子どもの事故とします。

自動車の運転手は、子どもの姿に気づきにくい

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次に、歩行中の交通事故は、なぜ幼い子どもが多いのかについて。

子どもの交通事故を防ぐには、まずは交通ルールを教え、守らせることが大切です。しかし、それだけでは不十分です。なぜなら、子どもの歩行中の交通事故は、交通ルールに違反した者よりも、違反していない者の方が、数多く事故に遭っているからです。その割合は、およそ70%にものぼります。

3人に2人は、交通ルール違反なしに事故に遭っているのです。

なぜ子どもは、違反なしでも交通事故に遭うのか

それは、事故発生時間に注目してください。先ほどお伝えしたように、夕方16時から18時の間に事故が多発しています。これは日が暮れて薄暗くなる時間帯です。自動車の運転手がヘッドライトを点けていない場合、視界が悪くなり、人の姿を見落とやすいからです。また、子どもは身長が低いため、大人以上に見えにくくなります。

言うまでもありませんが、接触直前でアッと気づいても、車は急には止まれませんし、子どもも避けられません。

子どもを交通事故から守る心がけ

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それでは、子どもを交通事故から守るためには、具体的にどうすれば良いか。

まず1〜2歳の幼いうちは、親が手をつなぎ、常にそばから離れないようにしましょう。しかし、2〜3歳になると自分で歩きたがります。さらに、4〜5歳になると一人で外遊びに出かける子どもも多くなります。安心して親の手から離れられるよう、日頃から交通ルールや危険な行為について、繰り返し教えるのが肝心です。

交通ルールは、国によって多少の違いがあります。

日本は、ほとんどの道路に信号機や横断歩道が設置されていますが、国や地域によっては整備されていないところもあるでしょう。いずれの場合でも共通して伝えたいことは、「道路には絶対に飛び出してはいけない」ということです。その上で、「道路を横断するときは、一旦止まって左右の安全を確認してから渡る」を徹底してください。同時に、車やバイクの運転手に自分の姿を知らせるため、「手を上げて道路を横断する」ことも習慣にしましょう。

また、夕方に事故が増えているので、この時間帯より前に帰宅するか、帰宅する場合は充分に気をつけましょう!

交通事故は、注意することで減らすことは可能です。ママとパパは、子どもと外出するたびに、自分自身が手本となり、安全な道路の歩き方を教えて上げてください。

 

【まとめ】

・歩行中の交通事故は、道路横断中で、7歳が最多。

・道路を横断するときは、止まって安全確認。手を上げて道路を渡る。

・道路には飛び出さない。

 

<参考>

・内閣府 - 道路交通事故の状況 

・警視庁 - 子供の交通人身事故発生状況

・公益財団法人交通事故総合分析センター - 子どもの歩行中の交通事故