花と男子の甘い関係

2018.01.15 まきじゅん ママ・パパ通信

次男と三男が生後6か月を迎えたころ、外は花盛りでした

ベトナムではどんな花が咲きますか? もし日本に来ることがあれば、私は3月下旬から4月上旬の桜の季節をおすすめします。1年でわずか1週間、街じゅうが淡いピンク色に染まって、天国みたい。子どもたちにとっては、不思議な体験になるでしょう。今から計画を立ててはいかがでしょう?

花を差し出す、若き紳士たち

長男と私の思い出の薄紫

私たちは、外出するとよく花を摘みます。道端に咲いている花は摘み取ってもOK、よその庭に咲いている花は、その家の人が大事に育てたものだから摘み取ってはいけない、だけど地面に落ちている花びらは勝手に取っても許してもらえそうよね、などと話して聞かせながら、その時々の出会いを楽しんでいます。花盛りの季節なら、帰りに小さな花束ができます。

私がいつも「きれいね」とオーバーに感動してみせるものだから、3人の息子たちは私以外の大人と散歩に出かけると、決まって花をお土産にくれるようになりました。ママの笑った顔が見たい一心で、落とさないようにしっかり握ってきた花は、萎れていることも多いけれど、それでもうれしいものですね。彼らは、若き紳士です。

私が双子の次男と三男を出産するとき、1か月半の入院生活を送りました。当時3歳だった長男は毎日、庭に咲いた薄紫の小さな花を片手に病室にやって来て、しばらくベッドの上でニコニコしていたものです。それ以来、薄紫の花が咲くと、別れ際に泣きじゃくる長男の顔を思い出して、切なくも温かい気持ちになります。

大人になったら、また楽しもうね

 

立派なアジサイハットで、モード気取る

息子たちのおばあちゃんとおじいちゃんは、大の花好きです。田舎の広い庭には、1年じゅう何かしら開花しています。シャクヤク、アジサイ、バラ、ツバキ、トマトやキュウリなど野菜の花まで、ここで育てられた花なら摘み取っても許してもらえます。いろんな色、いろんな形、それぞれ違った触り心地で、香りもするから楽しいですよね。みんな大興奮です。

子どもの顔ほどもある大きなアジサイの花を頭に乗せたり、原っぱに咲いたタンポポを箱いっぱい摘み取ったり、大人も子どもも一緒になって遊びます。

毎年こんな風に楽しく過ごせたらいいけど、男の子は成長するにつれて、一緒に花を摘むこともなくなるでしょう。期間限定、ママの楽しみに付き合ってもらっているわけです。

大きくなって、大切な人に出会ったら、花を贈って喜ばせてほしいなと思います。