日本のお正月にすること、あれやこれや

2018.01.03 まきじゅん ライフスタイル

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1年の始まりとなるお正月。日本ではお正月にやっておくと、縁起が良いとされることがたくさん! 私が家族と楽しんだことをご紹介します。

初日の出を見に!

 

日本では、初日の出とともに、その年の「年神様*」が現れると考えられてきました。
*元旦(1月1日)に、家々に新年の幸せをもたらすために、高い山から降りてくる神様が「年神様」。
「正月様」「歳徳神(としとくじん)」とも呼ばれています。

そこで、1月1日午前7時前、年神様に会おうと初日の出を見に、長男だけをこっそり起こしパジャマの上に分厚いコートを羽織らせ、「初日の出」を見に外に出ました。2人で向かったのは、家から徒歩5分の海辺。早朝の海辺は空気が冷たく、吐いた息が白くなるほどです。寒さで息子はすぐに「帰りたい」と言うかと思ったのですが、そんな心配は不要!双子の弟たちが生まれてからというもの、私とゆっくり過ごす時間がかなり減ったため、私と2人きりでいられることが嬉しかったのでしょう、おとなしく海の向こうを眺めていました。

紺色の暗い空が日の出と共に、オレンジ、紫、ピンク、またオレンジと色を変えながら明るくなっていきます。瀬戸内海の島々の稜線が金色にギラッと光った次の瞬間、太陽が顔を出しました。その光景はまるで、海に神様が降臨しているように見えます。そして、それをお祝いするかのように、海鳥がわっと一斉に飛び立ちっていく情景はとても神秘的…。

パジャマにコートで、神秘体験!二人で見た初日の出は、息子と私にとって特別な体験となりました。

家族で初詣

新年になって、初めて神社やお寺に参詣するのが「初詣」。新しい一年が良い年であるようにと祈ります。

1月1日、1年の無病息災を願い、家族揃って神社へお参りをしました。神社の参拝を終えたところで、早朝に初日の出を見た長男が、子ども用のおみくじ*を引いたら、なんと最もよい「大吉」でした。でも、おみくじに書かれた内容は、

おねがい   いまのままではだめ よくおてつだいせよ

おべんきょう どのがっかも よくどりょくしなさい

おともだち  よわいものいじめしないで なかよくせよ

など、私たちママ・パパから息子に向けた「しつけの言葉」を代弁しているかのよう。息子にそうあって欲しいと思う課題ともいえる内容が並んでいたのには、クスッと笑ってしましました。

 *神社へ参詣した者が、個人の吉凶を占うもの。神仏から参詣者へのメッセージが書かれています。

お餅つき

1月2日には、田舎のおばあちゃんとおじいちゃんの家へ新年の挨拶に行きました。子どもたちはお年玉をもらって、おせちを食べたあと、自動餅つき機でお餅をついて丸めました。「お餅はつきたてが美味しいから」とおばあちゃんから新年初のおもてなしです。

日本では、年末に餅をついて鏡餅として神様にお供えし、新年を迎えます。つきたてに限らず餅は、窒息事故を防ぐため、子どもに食べさせるときは、小さく切ったり、口いっぱいに頬張らないように一つずつ飲み込ませたりと、注意が必要ですね。

長男は大好きな猫のお餅も作りました。白猫、トースターで焼くと三毛猫になった!

書き初め

日本では小学生になると、書道の時間があって、冬休みには、「初日の出」「初夢」などと書き初めする宿題が出ます。1月2日に書を書くと、きれいな字が書けるようになるんですって!日本では、きれいな文字を書ける人は、一目置かれるのです。

本来は硯と墨、筆を用意するところですが、我が家では簡単に筆ペンでサラサラサラッと書き初めをしました。とある書道家に、「筆ペンでもいいから小さい子に筆で書く楽しさを教えてあげたらいい」と言われたのがきっかけです。

長男の「書き初め」。字は読めません。まずは読める字になりますように…

日本のお正月は、他にもやることがいっぱい!でも、家族揃って心穏やかに過ごせたからでしょう、振り返って「お正月はのんびり過ごした」と、周囲の人には話すのです。