絵本を空想だけで終わらせない
ごっこ遊びで実体験しよう!

2017.04.05 まきじゅん しつけ・教育 絵本の紹介

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ママやパパが少年少女だった頃、映画やアニメの影響を受けて、自分自身が美しいプリンセスになったり、悪者を倒すヒーローになったりした姿を想像したことはありませんか。少年少女に限らず、大人になっても、その気になってしまうことってありますよね。

それはもちろん幼い子どもも同じ。
ママやパパが優しく読み聞かせてくれる絵本。そんな大好きな絵本の世界を、リアルに体験してみませんか。

絵本「きんぎょがにげた」
紙で金魚を作って、家のなかでかくれんぼ

 

水槽をピョーンと飛び出した金魚を探すお話。金魚は部屋のあちこちに隠れます。キャンディーが詰まったビンの中だったり、おもちゃに紛れ込んだり。逃げた金魚は、とてもうまく隠れるので、簡単には見つけられません。

そんな金魚のかくれんぼを、現実世界でもやってみましょう。

まず、画用紙に金魚の絵を描いて、描けたら金魚の型通りに切り抜きます。そしてその金魚を、家の壁や家具にペタッと貼り付けるのです。

「きんぎょが にげた」
「おやまた にげた」
「こんどは どこ?」

と、子どもと金魚探しごっこします。

子どもは、家のなかを大喜びで駆け回りながら、隠れた金魚を探し始めるでしょう。簡単にできて、とても楽しい遊びです。3~4歳になると、子どもが金魚を隠す役もできるようになるので、ママやパパが探しまわるのも良いですね。

絵本「おつきさまこんばんは」
夜泣きが大変なとき、窓の外を眺めてみよう

 

夜空に満月がのぼり、にっこりと微笑むおつきさまに「こんばんは」と挨拶をするお話。

これは、子どもが夜泣きでなかなか眠れないとき、あっという間に泣き止む魔法のような遊びです。泣いている子どもを抱っこして、窓から月を眺めたり、玄関先から月を探したりして、絵本ごっこをやってみましょう。

「よるになったよ おそらがくらい」
「おつきさまだ」
「おつきさまが わらってる」
「こんばんは こんばんは」

子どもは、ハッと気づくはず。あの絵本のおつきさまは、本当にお空にいたんだ! ……と。

大きなお空に浮かぶおつきさまとお喋りをし、子どもはすっかり気分が良くなっていることでしょう。気持ちが落ち着いたら、最後におつきさまに「おやすみなさい」と伝えて再び寝室へ。きっと良い夢が見れるよね。

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絵本「くつくつあるけ」
歩きたがらない子どもに、やる気を与えてくれる!

 

歩くのは人ですが、絵本には人は出てきません。靴だけが歩いたり、走ったり、跳ねたりするのです。そんな靴の冒険物語です。

子どもが歩き始める1~2歳の頃、張り切って散歩に出かけても全然歩いてくれないことってありますよね。そんなときは、この絵本を真似てみます。

「くつくつ あるいた ぱた ぱた さんぽに おでかけ」
「ぱたぱたぱたぱた はやい はやい」

子どもは、わぁっと絵本の靴を真似てくれるでしょう。ぜひ、ママやパパもご一緒に。ぴょん、ぴょん、ぴょん。

絵本を絵本のなかだけで終わらせない

絵本の登場人物を自分が演じたり、パパやママと協力しあったりするこうした遊び方は、子どもの想像力やコミュニケーション能力の成長につながります。今回ご紹介した絵本も、いざ遊んでみると、実際のストーリー以外の創作が行えることに気づくでしょう。例えば、金魚の新たな隠れ場所を考えたり、おつきさまに掛ける言葉を色々考えてみたり。

絵本はを読み聞かせするためだけのツールにとどめず、生活の中にも取り入れて、ごっこ遊びで楽しみましょう! 絵本選びに迷ったら、World Mommyの絵本の紹介コーナーをご参考にしてみてください。