女性の強い味方!?
「葉酸」パワーって何がすごいの?

2017.03.10 久保田 嘉郎 栄養・料理

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妊活について調べていると、何かと見かける「葉酸」の文字。「葉酸」ってどんな効果があるの? と不思議に思っている方も多いのでは。「葉酸」は普段は注目されない栄養素ですが、女性が摂取しておきたい成分としてはよく話題にのぼるもの。そこで、今回は「葉酸」の効果とおすすめの摂取方法について紹介しましょう。

妊活中の「葉酸」はなぜ必要?

「葉酸」には血の巡りに作用し、妊娠に必要なホルモン分泌をサポートしたり、受精しやすい元気な卵子を作るサポートをする働きがあります。

また、卵子と精子が受精する事によって受精卵となりますが、受精卵が育つ際には、子宮内膜にしっかりとした厚みを持たせるなど、受精しやすい環境づくりにも役立ちます。その後、母体の子宮内膜に着床してグングンと赤ちゃんとして成長し、脳や神経系は妊娠1ヶ月ごろに大部分が作られます。

この脳や神経系が作られるときに大きく関与する栄養素の一つとされているのも「葉酸」です。「葉酸」を十分摂取することで、赤ちゃんの神経系の先天性疾患である二分脊椎症などの予防へとつなげる事が出来ます。

このため日本の厚生労働省では妊娠を希望している女性に対し、「葉酸」の1日摂取目安量を400μg(=0.4mg)と定義しているくらいです。

妊娠1ヶ月目は、そもそも妊娠に気づくかどうかの微妙な時期で、妊娠に気づいてから「葉酸」を摂取しても赤ちゃんの神経系はすでに出来上がっています。そのため、妊活中から意識的に「葉酸」を取り入れる事が、着床する力を高め、受精卵をしっかりと守り赤ちゃんの健康的な成長に不可欠なのです。

「葉酸」さえ飲用していれば体質改善される?

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「葉酸」は妊娠を考えている人や妊娠初期の人に対しては、1日400μg必要とされています。
「葉酸」を多く含んだ主な食品として、ほうれん草、パセリ、菜の花など、緑が濃い野菜が挙げられます。しかし、これら食品だけから400μg摂取するのはなかなか大変なことです(調理前のほうれん草を毎日約1束!)。そして「葉酸」は熱によって栄養素が失われやすいという特性を持っています。ですから、食事だけから望ましい量を摂取しようとするとかなり苦労するものです。そこで、オススメなのが「葉酸」を添加した食べ物や、サプリメントで補うという方法です。

ここで注意しなくてはいけないのは、たくさんとればいいと言うわけではないこと。目安としてはサプリメントと食事を合わせて考えて、1,000μgを超えないようにしましょう。

「葉酸」は水溶性のビタミンであるため、多く摂取しても必要のない分は尿などに含まれ排出されてしまうので心配はいりません。しかし、とり過ぎる生活を続けていると、食欲不振、吐き気といった副作用が出る場合もありますので、妊娠を考えるにあたっては大事な成分ですが、過剰摂取には気をつけましょう。

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「葉酸」をしっかりとっていれば大丈夫!?

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妊活にお役立ちの「葉酸」、しかし「葉酸」=妊娠する栄養素というわけではありません。「葉酸」はあくまでも妊娠しやすい体質づくりのサポートなので、そもそも日常生活が不規則だったり、食事バランスが乱れているとせっかく「葉酸」を飲んでも台無しになってしまいます。

また、妊活中は良い卵子を作るためにビタミンB12も必要になります。細胞分裂が上手くいかないと、卵子が未熟で排卵のタイミングがずれてしまう場合や、精子が入りづらいなど、様々な問題が発生する場合があります。つまり、日ごろの生活を整えてあげた上での「葉酸」活用がポイントと言えます。

「葉酸」は妊活以外でも女性の強い味方!

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細胞分裂を促し新陳代謝を活性化させる「葉酸」は、新しい細胞作りなど体の代謝にも関わっている栄養素です。そのため、「葉酸」の摂取は毎月生まれ変わる肌のターンオーバーのサポートに繋がり、美肌効果も期待できます。さらに「葉酸」は血を作り出すときに必要な栄養素であるため、女性に多い貧血の対策にもおすすめできます。

また、血液の巡りにも関与する事から、血液の滞りで起こるような肩こり、冷え性、さらにストレス解消にも効果的と言われています。

赤ちゃんの健やかな成長を考える上で必要とされているだけでなく、女性特有の悩みや美容にも効果的な嬉しい栄養素である「葉酸」。毎日の生活にうまく取り入れていきたいですね。