ママに子どもにいいこといっぱい
プチ薬膳で、すくすく成長をしっかりサポート

2016.08.17 久保田 嘉郎 栄養・料理

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育ち盛りの子どもに、少しでもカラダによい食材を食べてもらいたいと思うお母さんは多いはず。しかしスーパーへ向かってもどんな食材を選べばよいか迷ってしまうという人も多いのでは。そんなとき、子どもの未発達の機能をケアし、成長を支える食材があります。
それが薬膳食材です。

今ではあちこちで薬膳料理を提供する店舗も増えていますから、「薬膳」という言葉を聞いたことがあるという方も多いでしょう。なんとなくカラダにやさしそう、天然食材で安心、などよいイメージを持っている人がほとんどですが、具体的にはよくわからないという声をよく耳にします。

薬膳とは中医学の理論をもとにして、食材が持つチカラを組み合わせた食養生法のひとつ。
用いられる食材は、漢方薬にも共通していて、生薬(しょうやく)と呼ばれています。
一定量、それぞれを組み合わせていくことで漢方処方となって薬効を発揮します。

お手軽薬膳NO1食材は?

でも、「薬膳」ってなんだか難しそうだし、おいしくなさそうと思っている方も多いとおもいますが、そんなことはありません。
確かにいくつのもの食材の漢方的な働きを考えたものは上級者向けですが、「美味しく食べれて成長をうながす」といった、シンプルな目的であれば、初心者でも手軽に楽しめる食材や薬膳料理がいっぱいあるんです。

そこで、今回、オススメしたい薬膳食材が「ナツメ」です。
健康食品に関心の高いお母さんは聞いたことがあるかもしれませんが、中華火鍋や韓国料理のサムゲタンなどでもよく目にする赤い実のあれです。

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カラダにいいこといっぱい「大棗(タイソウ)」パワー

ナツメは中国で古来より食用や薬用として使われてきた伝統的な食材。漢方では大棗(タイソウ)として体を補う滋養強壮効果や補血効果などが知られており、葛根湯(カッコントウ)をはじめ多くの漢方処方に含まれるメジャーな存在です。
もともとナツメは、鉄分や食物繊維も豊富で、貧血や疲れた体にもオススメしたい食材の一つ。
また、妊娠中の女性が必要とする葉酸を多く含むのも特徴です。

万能食材のナツメ、もちろんいつもの煮込みや煮物などに加えてみてもおいしいですが、まずは乾燥ナツメを煎じてナツメ茶として始めてみてはいかがでしょう。