知っておきたい妊娠の基本 Part2
妊娠中期(5~7ヶ月頃)のカラダと赤ちゃん

2016.07.15 望月 ライチ 妊娠・出産

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妊娠が分かった日から始まる「ママとしての私」への準備。そして、出産のその日まで続く「赤ちゃんと一心同体」の日々。
妊娠中の母体の変化とお腹の中ですくすくと育っていく赤ちゃんの成長について正しく知り、安心して出産を迎える準備を整えていきましょう。
この回では、妊娠5ヶ月(16週)から7ヶ月(27週)までの母子の変化と、妊娠中期に心がけたい生活のポイントを紹介します。

妊娠中期のママのカラダ
安定期に入り、胎動を感じるように

妊娠5ヶ月頃になると、だんだんとお腹が目立ち、妊婦らしい体形に。つらかったつわりの時期も脱して、心身共に落ち着いた状態へと向かっていきます。胎児の成長と共に体重が増え、5ヶ月頃からピクピク!とした胎動を感じ始める人も。
妊娠6ヶ月になると、お腹はさらに膨らみ“重み”を感じるほどに。乳房が大きくなり、薄い乳汁の分泌が始まる人もいます。
妊娠7ヶ月を迎える頃には、子宮はおへそよりも高い位置まで上がるので圧迫感を感じたり、バランスをとるために反り返った姿勢になったりします。また、ふくらはぎがつりやすくなるのもこの時期の特徴。あまり頻繁な場合は医師に相談しましょう。

妊娠中期の赤ちゃんの様子
皮膚や筋肉も発達し、動きが活発に

妊娠5ヶ月頃の赤ちゃんは筋肉が発達し始め、お腹の中で活発に動くように。その動きが胎動として母体に伝わります。指の先には爪が生えそろい、眉毛やまつ毛も生えてきます。
妊娠6ヶ月頃には聴覚も発達するので、ママとパパの会話も聞いているかも? 性別の判断ができるようになるのもこのくらいから。
妊娠7ヶ月頃には身長約35~40cm、体重は約1000~1200g程度にまで成長。エコー画像で顔立ちが見え始めるので「ママ似かも」「鼻筋はおじいちゃん譲りだね」なんて会話も楽しめそう。

妊娠中期の生活で気をつけたいこと

  • 体重が増え過ぎないように管理
    つわりの時期からの反動もあって、つい食べ過ぎになりがちな妊娠中期。もちろん、赤ちゃんと母体の健康のための栄養は必要ですが、体重が増え過ぎないように注意を。過度な体重オーバーは、「妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)」のリスクを高めます。
  • 姿勢に気をつけて腰痛を予防
    お腹がどんどん大きくなり、子宮の位置も上がるので、背を反り返らせてバランスをとってしまう人は多いようです。腰痛の原因になるので、できるだけ背筋を伸ばす意識をもちましょう。お腹が重くて腰がつらい人は骨盤位置に巻くベルトを利用するのもおすすめです。
  • 妊娠線のケアを
    お腹の膨らみに皮膚の伸びがついていかずにできるのが「妊娠線(線状皮膚萎縮症)」。特にできやすいのは下腹部ですが、乳房にできる人もいるようです。あまり気にし過ぎないほうがベターですが、予防のためには皮膚の柔軟性を保つクリームやオイルを塗ってマッサージが効果的です。
  • 虫歯の治療は今のうちに
    妊娠中は胎児の骨の形成のために栄養をとられることもあって、歯が弱くなりやすいと言われています。また、出産した後は乳児のお世話に追われて歯科に通える余裕はほとんどないと心得ましょう。分娩中にしっかり歯を食いしばることも想定して、治療は今のうちに済ませておきましょう。

<参考文献>

  • 『妊娠と出産10ヶ月 妊娠中の心配や不安にやさしく答える』(高山忠夫/成美堂出版)
  • 『初めてママの妊娠・出産・育児ブック』(池川明/日東書院)