絵本「きゅっ きゅっ きゅっ」
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんに

2017.11.10 World-Mommy 編集部 絵本の紹介

 

作・絵:林 明子

出版社:福音館書店

発行年:1986年

あかちゃんがぬいぐるみの動物たちと一緒にスープをのみはじめ、うさぎがこぼし、くまがこぼし……。楽しい表情があかちゃんの心をとらえる絵本です。

福音館書店より引用 http://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=354

【あらすじ】赤ちゃんが、おいしいスープを自分で食べるよ!

 

赤ちゃん、うさぎさん、ねずみさん、くまさん。みんなで並んでスープを食べます。片手にスプーンを持って、「おいしいスープ、いただきまーす」と。

 

でも、食べながら、スープをこぼしてしまいます。ねずみさんはおなかに。それを見た赤ちゃんは、拭き取ってあげます。「きゅっ きゅっ きゅっ」と。

次に、うさぎさんが手にスープをこぼしてしまいました。ふたたび赤ちゃんは、「きゅっ きゅっ きゅっ」と拭いてあげました。

あーあ、今度はくまさんが足にこぼしてしまいます。赤ちゃんが拭いてあげると、足はちょっとくすぐったいみたい。

 

あー、スープおいしかった。あれ、赤ちゃんもお口のまわりにこぼしてる。これを拭いてくれるのは誰かな?

ママでした。

「きゅっ きゅっ きゅっ」

【生後6ヶ月からおすすめ】離乳食を始めたばかりの赤ちゃんに

 

これまで母乳やミルクばかりだった赤ちゃんが、いよいよ離乳食にチャレンジ! そんな時期の赤ちゃんにおすすめの絵本です。

「スープを食べる」というシンプルなストーリーですが、実はここに深い学びがいくつも含まれているのです。

ひとつは「食べる」ということ。スープなどの離乳食はもちろんのこと、お皿やスプーンを使うのも初めての体験。赤ちゃんにとって食べること自体が、未知なのです。

次は「みんな食べる」ということ。お腹が空いたり、ごはんを食べたりするのは、自分だけではありません。みんな食べるのです。そして、みんなで食べると楽しいんです。

さらに「他者への思いやり」も学べます。おっぱいや哺乳瓶を吸うのとは違って、スプーンで食事をとるのはちょっとむずかしい。だから、すぐにこぼしてしまいます。もし他の子がこぼしたら拭いてあげよう! そんな優しさが身につきます。

そしてもうひとつは「ママ」。ママはいつもぼくの(わたしの)お口をごしごしと拭くけど、あれはこぼしていたんだね。いつだってママが見守ってくれているのがわかります。

ぜひ、皆さんのご家庭でも、「きゅっ きゅっ きゅっ」とやってみてくださいね。