しつけをしようと叱るとすぐにふざける子ども。どうすればいい?

2017.10.01 佐藤 麻依子 しつけ・教育

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叱ったときに、ヘラヘラしてふざけた態度をとる子がいます。そんな姿を見ると、「ふざけないでちゃんと聞きなさい!」とますます叱ってしまうことも。親に叱られたときに、シュンとなって黙る子、素直に聞き入れる子、口答えや言い訳をする子、ヘラヘラとふざける子など、その子によって態度はさまざま。

親としては素直に聞き入れてほしいところですが、ヘラヘラと笑っていてすぐふざけるときがあるのはなぜでしょうか?

叱られたときにふざけるのはなぜ?

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●人前で叱られるのが恥ずかしいから

叱るときに、人前で叱っていませんか?

誰かに自分が叱られているところを見られると、恥ずかしいと感じることがあります。「みんなの前で叱られるなんて恥ずかしい」という照れ隠しから、ヘラヘラと笑ってごまかしてしまうのです。

恥ずかしいという気持ちは、子どもの自尊心が育っているということ。できるだけ人前で叱るのを避けることで、子どもの自尊心を傷つけないようにしましょう。

●自分を守るための防衛本能

大人でもそうですが、人は困ったときにそれを切り抜けようと本能的にわが身を守る行動をとります。叱られてもふざけてしまうのは、「叱られて怖い」という気持ちをなんとか落ち着かせて自分を守ろうとする防衛本能なのです。いままでは叱られると泣いていた子どもが、「自分で気持ちを落ち着かせることができるようになった」という成長でもあります。

叱られてこたえない子はいない

叱られてもふざけてしまう子は、一見すると、まったくこたえていないように見えます。しかし、親に叱られてまったくこたえない子はいません。

先ほど述べた「恥ずかしさ」や「防衛本能」からヘラヘラしてしまうだけで、実はそういう子ほど繊細です。表向きは元気なふりをしているだけで、内心はとても傷ついているということがあります。子どもが見せる表面的な態度や様子だけで、「叱ってもまったくこたえていない」と判断するのはやめましょう。

どのような対応をすればいい?

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叱ってもふざけてしまう子は、繊細がゆえに傷つきやすい子とも言えます。とはいえ、困った行動をしたときに、そのまま放っておくことはできません。

では、親としてどのような対応をすればいいのでしょうか?

●頭ごなしに叱らない

叱られてふざけてしまう子は、ガツンと頭ごなしに叱られると、余計にふざけてしまうことがあります。こうなると、親もわからせようとして、泣くまで叱り続けてしまうという悪循環に。これでは、何が悪かったのかを子どもにわからせることができません。

●子どもの言い分を聞く

頭ごなしに叱られては、子どもは自分の気持ちをうまく伝えられません。ここは子どもの言い分も聞いて、気持ちを落ち着かせてあげましょう。

気持ちを吐き出せないのでは、モヤモヤが残ってしまうだけです。このようなことが続くと、後に反発心がめばえてしまいます。

●なぜいけないのかをやさしく教える

言い分を聞いて子どもの気持ちが落ち着いたら、「なぜそれがいけないことなのか」をやさしく教えてあげましょう。

親は叱りながらしつけをしてしまいがちですが、それでは子どもの心には届きません。「遊びながら食べることがなぜよくないのか」「人を叩くことがなぜいけないのか」などをやさしく教えてあげることで、わかってくれることも多いものです。

叱るとふざけてしまうのは、子どもなりの理由があります。その理由がわかれば、どのように対応すればよいかもかわってきます。子どもの気持ちを理解してあげることで、ふざけることも少なくなっていくでしょう。