子どもの「わがまま」と「自己主張」の違いってなに?

2017.09.07 佐藤 麻依子 しつけ・教育

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親の言うことをよく聞いていた乳児期のころから、成長して自我がめばえてくる2歳くらいになると、なんでも「イヤ!」というイヤイヤ期を迎えます。

「お着がえするよ」「イヤ!」
「夜ごはんまでおかしはダメよ」「イヤ!」
「遊ぶの終わりにしてそろそろ寝るよ」「イヤ!」

こんなやり取りをしていると、自己主張が強すぎて、「この子はわがままなのではないか?」と感じてしまうことも。

そもそも、「わがまま」と「自己主張」は、どのような違いがあるのでしょうか?

「わがまま」と「自己主張」の違い

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「わがまま」と「自己主張」は、一見すると同じように見えて、線引きが難しいですよね。
自分の気持ちや考えを相手に伝えるという点では、わがままも自己主張も同じなのかもしれません。
この2つの違いは、「自分の気持ちを伝えるときに、相手の気持ちを考えているかどうか」です。
わがままは、相手の気持ちを考えずに自分の欲求を伝えて、相手を思い通りにしようとすること。
自己主張は、相手の気持ちを考えたうえで自分の欲求を伝えて、思い通りにいかないとしても言いたいことを言うことです。

【わがまま】

  • 自分の気持ちを伝えて相手を思い通りにしようとする。
  • 自分の気持ちだけを考える。
  • 受け入れてもらえないと怒る。

【自己主張】

  • 自分の気持ちを相手に伝えるだけ。
  • 相手の気持ちも考えられる。
  • 受け入れてもらえなくてもガマンできる。

たとえば、子どもが夕食前にアイスが食べたいと言い、親に「夜ごはん食べてからね」と言われたとします。
このとき、多少ごねても自分の欲求を言っただけでガマンできるのなら「自己主張」。
だだをこねて自分の欲求を押し通し、親を思い通りにするのが「わがまま」です。

とはいえ、「だだをこねれば、自分の思う通りになる」ということを学習してしまうと、それがエスカレートしてしまうことも。

こんなときは、「そっか、そっか。アイスが食べたかったんだ」といったん気持ちを受け取ります。
そして、「いまアイス食べちゃうと夜ごはん食べられなくなるのが心配だなぁ。アイスは食後のデザートにしてくれるとうれしいな」と親の考えを伝えましょう。

このようなやり取りをくり返していけば、だだをこねても「通ること」と「通らないこと」がわかるようになっていきます。

年齢によって自己主張ができるようになる

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イヤイヤ期の2歳の子どもは、まだ話せる言葉が少ないため、自己表現の方法が泣いたり、わめいたりと激しいものかもしれません。
それが3歳になると、言葉が発達するため、このような激しい自己表現も少なくなり、少しずつ相手の気持ちもわかるようになります。
そして4歳~5歳になると、相手の気持ちをわかるようになるだけでなく、自分を抑えてガマンする力も身に付いてきます。

子どもの発言も「自己主張」と思えばうまく対処できても、「わがまま」と思えばイラっとしてしまうこともあるでしょう。
親の捉え方や対応のしかたで、子どものわがままを自己主張に変えていけるといいですね。