イヤイヤ期は、まず共感
親の言うことを聞いてくれない時の紳士な対処法

2017.08.30 北野 啓太郎 パパの育児

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「やだーーーーっ!(絶叫)」

こんにちは。男性視点の子育てサイト「パパやる」を運営する北野啓太郎です。

魔の2歳児と称される、2〜3歳の時期にやってくるイヤイヤ期。これに悩まされる親は多いですよね。今回は、この時期にパパがとるべき対処法についてお伝えします。

泣きわめく子どもを叱ると逆効果

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幼い子どもに大声で叱りつけている親を、スーパーマーケットや電車などで時々見かけます。聞き分けのない子どもに「いい加減にしなさい!」「ダメって言ってるでしょ!」などと厳しく叱りつけている訳です。

こうした場面に遭遇するたび僕は、「幼い子どもに怒鳴っても逆効果なのになぁ」と、感じています。

なぜなら、幼い子どもは未発達だからです。まず、自分の気持ちを言葉でうまく説明することができません。親にガツンと言われても、上手に言い返したり、交渉したりできないのです。また脳も未成熟で、大人のように客観的な判断ができません。「やりたい」「欲しい」と思ったら、その気持ちにまっすぐ突き進んでしまうのです。

そうした子どもの特性を無視して、一方的に親が子どもの気持ちを踏みにじれば、子ども絶叫するしかできないのです。

まず共感、そして代案

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では、子どものイヤイヤに対して、どうすれば良いのか?

まずは、子どもの気持ちを受け入れてあげましょう。

「〇〇ちゃんは、これが欲しかったの?」
「〇〇くんは、これがやりたかったの?」

こうした共感を示すことで、子どもは「自分の気持ちが伝わった」と、心を少し落ち着けることができます。

その上で、親は次にどうするかを提案するのです。子どもに賛同してあげられる場合は、「じゃぁ少しだけ買おうか?」「少しだけ遊ぼうか?」など。また、どうしても賛同できない場合は、子どもの気持ちに寄り添いながら、「やりたいよね……。でも、今はダメなんだよ。その代わりにこれはどうかな?」など代案を出すのです。

代案を出すときのコツは、全く違うスイッチを入れてあげるのがポイントです。

他の子が遊んでいるおもちゃを欲しがった時は、「あ、そうだ! あっちにおいしいジュースが売ってるんだけど、一緒に買いに行かない?」など気持ちを切り替えさせてあげると、今度はそっちにまっしぐらになることがあります。

とにかくイヤイヤ状態の時に一番やってはいけない対処法は、頭ごなしに否定することです。子どもとはいえ、相手は人間です。まずは共感をして、理解を示すことが大切です。

あれ? これって女性の付き合いと似ている!?

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僕はこの「まず共感」に気づいたとき、ふと思いました。

これって女性と話すときに似ているのではないかと。男性は議論が好きですので、つい持論で論破したがります。女性が悩みを打ち明けているのに、共感せずに非難することがあるのです。これは男性同士ではごくふつうのやりとりなのですが、女性を相手に頭ごなしに「君は間違っている!」などと言うと、相手を幻滅させてしまうでしょう。

だから、まずは「大変な思いをしたね」と共感し、解決よりも相手の気持ちを理解しようとすることが大切なのです。

何も「女性が幼い」と言っている訳ではありませんよ。「女性と子どもは繊細である」と言いたいのです。

男性は不慣れかもしれませんが、子どものイヤイヤに直面したときは、女性に優しく接する紳士のように子どもと向き合いましょう。しゃがんで子どもと目線の高さを合わせ、笑顔で「どうしたの?」と語りかけるのです。

ただ、先にもお伝えしたように、子どもは未発達です。大人のように上手くいかないことも多いでしょう。でも子どもは、そのうちに会話が上手くなり、親に自分の主張をしっかり伝えることがきるようになります。イヤイヤ期は知らず知らずのうちに過ぎて行くのです。

今の期間だけですので、広い心で焦らず受け止めて上げてください。頑張りましょう!