子どもの好き嫌いをなくすには、何歳から食育が必要?

2017.08.10 佐藤 麻依子 しつけ・教育

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子どもの健やかな成長と健康のために、「好き嫌いなく何でも食べることが大切」と思うママは多いのではないでしょうか。確かに、子どもの好き嫌いは、できるだけないほうがいいと思いますよね。

近年、ファーストフードやジャンクフードが巷にあふれ、食生活の乱れから「食育」の重要性が注目されるようになりました。「食育」とは、「食事や食物に関する知識と選択力を身につけ、健全な食生活が送れるようにするための教育」のことを言います。

最近では、子ども達が自分の好きなものばかりを食べ、野菜離れやバランスの悪い食事が心配されています。今回は、子どもの好き嫌いをなくすには、何歳から食育が必要なのかについてお話します。

食育はいくつから必要なの?

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「子どもの味覚は小さいころに決まる」と言われることがあります。これは、味を感じ取る「味蕾(みらい)」の発達が関係しています。
味蕾とは、舌の表面にあるブツブツとした器官のことで、5つの味(甘み・苦み・酸味・旨み・塩味)を判断します。この情報が味覚神経を介して脳に伝達されることで、甘みや苦みなどの味覚が感知されます。

味蕾細胞の数は、生まれたばかりの赤ちゃんで約1万個。生後3ヶ月まで増え続け、やがてピークを迎えます。この数は、成人ではおよそ7,000個、高齢者では3,000個に減ってしまいます。このことから、赤ちゃんの舌は味にとても敏感であることがわかります。ですから、「食育」は味覚が形成される赤ちゃんの頃から必要と考えることができます。つまり、離乳食を始めるときから意識しておくことが大切です。

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