子どもの育児・教育方針
祖父母との間で違ったらどうする?

2017.07.31 望月 ライチ しつけ・教育

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「子どもがかわいい!」という気持ちは、お母さんもお父さんも、そして祖父母だって同じ。特に祖父母と同居や近所に住んでいて生活の距離が近い場合には、祖父母も育児の重要なサポーターになり、同時に「孫の育児方針について言いたいこと」も増えていくのが自然です。
それが両親の方針と同じ場合は問題ないのですが、生きてきた時代や経験が違えば身についている知識や価値観はどうしても違ってくるもの。「波風は立てたくないけれど、こちらの方針を尊重してもらうにはどうしたら……」と悩んでいる人は少なくないのではないでしょうか。
相手が夫の両親である場合には、ますます本音を言いにくいものですね。
育児の先輩である祖父母といい関係を保つためのポイントをいくつか紹介します。

「なるほど」と一度は受け入れる

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「小さいうちはこうやって育てたほうがいいのよ」と祖父母が教えようとするアドバイスの中には、すぐには受け入れにくいものもあるかもしれません。でも、祖父母としては「子どものため」と考えてのこと。
まず、そんな意見に第一声は「そうなんですか」「なるほど」と肯定的に受け止めるようにしましょう。その上で、「教えていただいてありがとうございます。夫婦で話し合ってみますね」と伝え、感謝を示しつつも決定の主導権はこちらにあることをさりげなく伝えてみてはいかがでしょうか。

本やネットから最新の育児知識を共有する

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「私の時代にはこれが常識だったんだから!」と熱心に教えてくれるのは嬉しいけれど、その“常識”、今はとっくに“非常識”になっているんだけど……。そんなジレンマはよくあること。
解決に役立つのは、本やネットで得られる情報です。「◯◯に書いてあった」と口伝てで言うよりも、実際にホームページを開いて記事を見せながら、「見てください。こんなことが書いていますよ」と現物を一緒に見て、第三者のコメントに直接触れてもらったほうが祖父母もスムーズに受け入れられます。
「嫁(子ども)に言い含められた」ではなく「専門家の意見を参考にした」というきっかけのほうが、年長者は意見を変更しやすいはずです。

お互いに干渉しない時間のルールを決めてみる

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特に同居している場合は、祖父母が育児に関わるレベルが、親と同等、あるいは同等に近いレベルになりやすい環境にあります。でも、子どもが成人するまで責任を持って育てるのはやはり親の仕事。その責任の違いを感覚的に共有するためには、「親子だけの時間」を意識的につくる工夫も大事です。

一つの方法としては、“時間”で区切るルールを作ること。例えば、「夕食を食べてから後の時間は、親である私達が子どもの世話をします」などと宣言してみるのです。サポートが減る分、最初は大変に感じることもあるかもしれませんが、親子だけの時間が確保されていれば、それ以外の時間も気持ちにゆとりを持って過ごせるのではないでしょうか。

聞きたい情報は積極的に質問する

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取捨選択(しゅしゃせんたく)は必要とはいえ、経験に基づく祖父母からのアドバイスには参考になるヒントが満載です。
受け身で話を聞くだけでなく、知りたいことについては積極的に「お母さん、お父さんが子育てをしていた時には、どうしていましたか?」と質問するようにしてみましょう。関心のあるテーマをこちらから伝えることで、「衛生管理について知りたいなら、それについての話をもっとしてあげようか」と祖父母が気づくきっかけにもなり、お互いの「知りたいこと」「伝えたいこと」が一致しやすくなるはず。やはり大事なのはコミュニケーションなのだと思います。