赤ちゃんと猛暑の夏
エアコンを使わないのも、冷やし過ぎも注意

2017.07.30 北野 啓太郎 ライフスタイル

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赤ちゃんと迎える、猛暑の夏。

エアコンはつけた方が良いのか。
設定温度は何度が良いのか。
汗はかかせない方が良いのか。
そもそも、赤ちゃんと大人は何が違うのか……。

大人と同じく、赤ちゃんも夏は暑いです。でも、大人と同じ感覚で、部屋をエアコンで冷やして良いのかどうか悩みますよね。今回の記事では、赤ちゃんが部屋で快適に過ごすための真夏対策をお伝えします。

赤ちゃんは、体温調節が未熟

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暑い時は汗をかいて体温を外に逃したり、寒いときは身体に震えを起こして体温を上げたり、人間は気温に応じて体温を調節する機能を持っています。

でも、乳幼児はこの体温調節機能がまだ上手く働きません。

「エアコンは身体に悪いのではないか」と考えて、つい暑さを我慢させてしまいがちなのですが、実はそれでは赤ちゃんに負担を掛け過ぎてしまうのです。

なぜなら、上がりすぎた体温を放出しきれず、熱中症にかかってしまう恐れがあるからです。泣き声が小さかったり、授乳の勢いが弱かったり、ぐったりしていたりなど、いつもより元気がないなと感じたら、それは危険信号です。またオムツ交換の際、いつもよりおしっこが黄色かったら水分摂取が足りていないということになります。

赤ちゃんの様子をよく観察することは最も大切なことですが、より具体的に把握するため検温も行うようにしましょう。朝の寝起き、気温が最も上がるお昼頃など、決まった時間に毎日行うと良いでしょう。体温が普段よりも高くないか、逆に冷えていないかを知ることができます。

体温調節を鍛えるには汗をかく必要がある

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暑さは、無理に我慢させる必要はありません。猛暑日は適度にエアコンを活用しましょう。ただしエアコンの設定温度は、すこし汗ばむ28度前後が良いでしょう。また、エアコンや扇風機を使う際、肌に直接風が当たらないようにしてください。風が当たると逆に身体を冷やしすぎるので注意が必要です。

なぜ、エアコンの設定温度は高めが良いのか。

それは2〜3歳までは、汗を分泌する汗腺が発達する、とても大切な時期だからです。この時期の汗をかく経験が、汗腺の発達につながります。

汗をしっかりとかけるようになれば、体温調節が上手くできるようになり、夏でも元気に過ごせる身体になります。逆に乳幼児期にあまり汗をかかなかったら、暑さに弱い身体になってしまうのです。

ただし、汗をかくと言うことは、それだけ身体から水分が失われているということ。こまめに水分補給させるようにしましょう。

汗をかいたらあせもができる

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汗をかくと、今度はあせもができやすくなります。

あせもは、汗が出やすいおでこ、首、脇の下、脚の付け根などによく出来ます。また、寝返りが打てない乳児は、背中にもあせもができやすくなります。あせもができると皮膚に炎症を起こし、とびひなどの感染症にもかかりやすくなります。

こうした肌トラブルを防ぐには、汗をそのままにしないことが大切です。こまめに着替えをし、バスタブやシャワーで汗を流すのが良いでしょう。寝具に吸水力がある敷パッドを活用するのもおすすめです。

また感染症予防のために、時々換気をすることも忘れずに。朝や夕方など、比較的気温が低い時間帯は、窓を開けて部屋のなかに風を通しましょう。

※参考 - 政府広報オンライン

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