夜寝る前のスマホはNG
子どもの睡眠の質を上げるには?

2017.07.04 望月 ライチ 育児・健康

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子どもの成長・発達にとって、「眠り」はとっても大切。眠りによってその日1日の疲れを回復するのはもちろん、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって心身がスクスクと育つ時間となり、脳が情報を整理する時間としても欠かせないと言われています。睡眠不足が続くとイライラしたり、気持ちが落ち込みやすくなったりしてしまいますから、心の安定にとっても重要ですね。

一方、今の日本では、大人も子どもも慢性的な睡眠不足が社会的な問題になっています。
男性も女性もハードに働く長時間労働が当たり前になっているため、子育て世代の帰宅時間が遅くなり、結果として就寝する時間もおそくなりやすいこと。特に東京など都市圏では深夜営業や24時間営業の店が少なくはなく、街全体が“眠らない”環境であること。テレビやスマートフォンで鑑賞できる番組など、個人が時間を気にせず楽しめるエンターテインメントが増えていること。原因はいろいろと指摘されています。

何も意識しなければ、自然と睡眠不足に陥ってしまいがちな現代社会。子どもが少しでも睡眠の質を高められるよう、心がけたいものですね。私自身や周りのお母さん達が習慣にしている実践例を紹介します。

1. 夕食以降は室内の電気を暗めに

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煌煌と明るい環境では、目が冴えていつまでもアクティブに活動できてしまうもの。たとえ体は疲れていても、周りの環境が明るいと脳が「まだ昼間」とカンチガイするからだそうです。
このカンチガイを解いて自然と“眠りモード”のスイッチを入れるには、室内の灯りを明るくし過ぎないのがオススメ。
夕食を終えてそろそろおやすみの準備という時間帯になったら、子どもと過ごす部屋の照明を少しでも暗くしましょう。我が家では調光できる照明器具を活用して、夜はオレンジ系の灯りに切り替えています。床に置くランプでの間接照明などを活用してもいいですね。

2. テレビやスマートフォンはほどほどに

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テレビを観ることで受ける刺激は脳を活性化して、眠りの準備を妨げる原因にも。夜寝る前はほどほどに、観すぎることがないように気をつけたいですね。
楽しいテレビ番組を中断するのを嫌がる子どもは多いですが、観せる前から「時計の長い針が12になったら止めようね」など、時間のルールを決めて、制限するように心がけましょう。「テレビを観た後は、一緒にお風呂に入ってオモチャのアヒルさんと遊ぼうね」など、テレビのスイッチを切った後のお楽しみを予告してあげると、子どもも気持ちを切り替えやすくなるようです。

さらに注意したいのが、近年急速に普及しているスマートフォン(スマホ)です。いわば“手の平サイズの超高性能パソコン”であるスマホは、気軽に楽しめる映像やゲームアプリなど、子どもの時間つぶしにも最適なエンタメになっていますが、その分、睡眠不足の原因にも。そのディスプレイに使用されているライトの波長によって神経が刺激されて眠りの質に影響がある点が指摘されています。
夜はスマホを控えめにするよう、まずは親が手本になるよう意識しましょう。

3. 温度や湿度、寝室の環境も大事

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子どもは汗っかきで温度や湿度の変化に敏感に反応するもの。寝室の環境が暑過ぎたり、涼し過ぎたりすると寝つきに影響します。これからの夏は特に室内の風通しやエアコンの温度設定にも気を配りましょう。
寝具が汗を吸って湿っぽくならないように、定期的に洗濯して日に当てるなど、清潔さを保つ工夫も心がけていきたいですね。子どものパジャマも、季節に合ったものを選んであげるようにしましょう。寒い時期にはお腹が冷えないよう「腹巻き」を巻いてあげるだけで、早く寝るようになったというお子さんもいるようです。

以上、子どもの睡眠の質を高めるための工夫をいくつか紹介しました。実際、私の知人の5歳の女の子は「夜寝る時間を早くしたら、いきなり身長が伸び始めた」そうです。子どもの成長に深く関わる睡眠の工夫、できることから始めていきたいですね。