コーヒーや緑茶が
母乳や赤ちゃんに影響を与えるの?

2017.06.22 望月 ライチ 育児・健康

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飲んでホッとリラックスできるコーヒーが大好きという方、もしあなたが授乳中だとしたら、飲み過ぎには注意したほうがよさそうです。
理由はコーヒーに含まれる「カフェイン」。
カフェインには脳を刺激して興奮させる働きがあり、多量にとると入眠の妨げになったり、イライラのもとになることもあるのです。
授乳中のお母さんがコーヒーを飲んだ場合にも、ごく微量ではありますが、母乳を通じて赤ちゃんもカフェインを摂取する可能性があるため、コーヒーの摂りすぎには注意が必要。妊娠中に胎盤を通じて赤ちゃんにカフェインやアルコールを与えないようにする配慮と同じですね。

生まれて間もない赤ちゃんは消化や排出の機能がまだ十分に整っておらず、体内に摂取したカフェインが体外に排出されるまでの時間がかかるとも言われています。
コーヒーと同様に紅茶や緑茶にもカフェインは含まれているので、これらの飲み過ぎにも注意しましょう。

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以下はカフェインを含まない飲み物の例です。

  • 麦茶
  • 杜仲茶
  • ルイボスティー
  • ハーブティー

とはいえ、「コーヒーを時々飲まないと落ち着かない!」というコーヒー派にとっては、コーヒーをまったく飲まないことでかえってストレスが募って育児を楽しめなくなる場合もあるでしょう。
WHOなどが定める指標によると、授乳期や妊娠期に問題のないカフェイン摂取量の目安は「300mg」程度だそう。コーヒーを注ぐカップ数にして、1日およそ2~3杯ほどまでなら、それほど心配しなくても良さそうです。
気になる人はカフェインレスコーヒー、いわゆる「デカフェ」をチョイスするようにすれば安心ですね。大手コーヒーショップチェーンでも注文時にデカフェを選べるサービスが広がっています。

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最近の研究では、コーヒーには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富という報告が注目されています。デカフェであれば、カフェインの摂りすぎを気にせず、体にいいポリフェノールの摂取を期待できますね。

一方、コーヒーよりもはるかに危険性が高いのはお酒です。アルコールの血中濃度は飲酒してから30〜60分後に最大になると言われていて、母体が摂取したアルコール量の約2%が母乳を通じて赤ちゃんにも移行するとのこと。長期の飲酒は母乳の分泌量を低下させる作用もあるそうです。
授乳期間は禁酒するのが一番ですが、どうしても少しお酒を楽しみたいという人は、量はほどほどにした上で、飲酒から時間を置いてから授乳するように意識しておきましょう。

<参考文献>

  • 厚生労働省「たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう」