赤ちゃんの入浴や水遊び
耳に入った水を、綿棒で取らなくていいのはなぜ?

2017.05.30 World-Mommy 編集部 育児・健康

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乳児を沐浴させたり、幼児をお風呂に入れたり、水遊びをさせたりしたあと、耳のケアはどうしていますか? 「毎回綿棒を使って、耳の中の水分と耳垢をきれいに取っているよ」なんて、丁寧なママやパパもいらっしゃるでしょう。

でもその綿棒、もしかしたら使い方を間違っているかもしれませんよ。

耳の入口を軽く拭いて、あとは自然乾燥で大丈夫

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綿棒を耳の奥に入れて擦ると、気づかないうちに耳に傷をつけてしまい、外耳道炎など耳の病気を引き起こしてしまうことがあります。そのため入浴や水遊び後のケアは、綿棒で耳の入口付近だけの水分をそっと吸い取るか、それともタオルを当てる程度で十分です。

それでは耳の中に入った水分が抜けないのではないか、と不安になるかと思いますが、その心配ありません。水分は体温で蒸発し、自然に乾燥するからです。

乳幼児に限ったことではないのですが、耳掃除をする際、綿棒を耳の奥まで入れるのは危険であり、その必要もありません。

日ごろの耳掃除、頻繁なケアは不要

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日常的な耳掃除も、耳の入口の手前部分に耳垢が見えていれば、それを取り除く程度で大丈夫です。なぜなら耳垢は溜まり続けるものではなく、自然と排出する自浄作用を持っているからです。

また、もし親が子どもの耳掃除をしようとすると、自分の身体ではないので加減がわかりづらく、「耳垢を取っているつもりが奥に押し込んでいた」なんてことが少なくありません。

綿棒で耳垢が押し込まれることで外に出ることができなくなり、奥で詰まってしまいます。耳の奥がふさがった状態を耳垢栓塞といい、耳が聞こえにくくなったり、炎症など耳の不調をきたす原因になったりします。耳の聞こえが悪いと、言葉の覚えが遅くなり、あまり話さなくなることもあるのです。

耳掃除は、月に1〜2回程度。耳の入口の手前だけにとどめておきましょう。

時々、耳鼻科でチェックしてもらおう

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要するに、耳掃除は日常的にするものではありませんし、意外とそのやり方は難しいものなのです。

そのため、赤ちゃんが生まれたら定期的に、耳の専門家である耳鼻科で診てもらいましょう。耳垢の体質(乾燥している・湿っている)を知り、子どもにあったケアの方法を指導してもらうことで、病気を予防することができます。

また、初めてだったり、しばらく耳鼻科へ行けず久しぶりに診てもらったりしたときは、すごく大きな耳垢の塊がごそっと取れてビックリすることがあります。こうした大きな耳垢は家庭で取ることはできません。

やはり耳の中は、医師に診てもらう方が良いのです。

※参考

  • 独立行政法人国民生活センター ホームページ
  • 山本耳鼻咽喉科・形成外科 ホームページ
  • 国立長寿医療研究センター ホームページ