うちの子が他の子を叩いた! 叩かれた!
親としてどうすべきか?

2017.05.13 北野 啓太郎 パパの育児

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幼い子はなぜ、すぐに他の子どもを叩いてしまうのでしょうか?

こんにちは。ただいま3歳になりたてほやほやの息子を子育て中。父親視点の育児サイト「パパやる」を運営する北野啓太郎です。

今回は、幼い子ども同士が叩く問題に対して、親はどうすべきかについてお伝えします。

大人は滅多に他人を殴らない

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あなたは最近、人を殴ったことがありますか?

10代の頃はカッとなるとすぐに人を殴っていた不良男子も、成長するにつれて人間が丸くなった、なんてことはよく聞きますよね。不良ではなくても、小・中学生の頃に、友達とつかみ合いのケンカをした経験がある方は多いのではないでしょうか。

でも、人は大人になると、滅多なことでは他人に暴力を振るわなくなります。

それは社交性が身につくからです。

子どもは生まれながらに社交性を持っていません。1~2歳は一人遊びばかりだった幼児も、3~4歳になると他の子どもと遊べるようになります。そこから少しずつ他者との関わり方を経験し、友達ができたり、集団行動ができたり、社会生活が送れるようになるのです。

大人になって高い社交性が身につくと、腹が立っても手を出さずに言葉で説明したり、グッと我慢をして他の解決方法を考えたりできるようになります。だから大人は、滅多に人を殴らないのです。

「うちの子を殴ったのは誰!」= 解決にはならない

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保育園や幼稚園では、「うちの子を叩いたのは誰!」と怒鳴り込む親がよくいると耳にします。もし自分の子どもが叩いた張本人だったら、親としてはその子の親に平謝りするしかないですよね。

でも、幼い子どもに悪意はありません。言葉でうまく説明できないから、つい手が出てしまうのです。だから、叩かれることもあれば、逆に叩いてしまうこともあります。

「うちの子が叩かれた!」と怒鳴り込む親は、逆に叩いてしまったときはどうするのだろうといつも思います。

さて、もしあなたの目の前で、子どもが他の子を叩いたり、物を取り合ってケンカを始めたりしたらどうしますか? 危険な場合はすぐに止めないといけませんが、そうでない場合は少し見守ってみると良いでしょう。
その場を遮って子どもを引き離すのは簡単ですが、それではその場しのぎにしかなりません。
引き離すのではなく、双方の子どもに寄り添ってあげるのです。

「〇〇ちゃんは、このオモチャでもっと遊びたいんだよね」
「△△くんは、このオモチャを貸して欲しかったんだよね」

「〇〇ちゃんは、叩かれて痛かったよね」
「△△くんも、叩かれたら嫌だよね」

叩いた子どもも、叩かれた子どもも、両方の気持ちを聞いてあげましょう。まずは、子どもの気持ちを受け止めてあげるのです。その上で、次に相手がどんな気持ちなのかを確認し合います。

叩くのはダメなことですが、実は他人を思いやれるチャンスでもあるのです。

親が怒鳴り込んでも、根本的な解決にはなりません。「こらっ!」と怒鳴り込む親より、「パパやママは、僕達の気持ちをいつもわかってくれる。かっこいい!」と、子ども達から頼りにされる方が良いと思いませんか。