子どもの好奇心を育てる
リズム遊びやお絵かき

2017.04.15 望月 ライチ しつけ・教育

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脳の成長が著しいといわれている乳幼児の時期には、赤ちゃんの発育にプラスに働く体験をたくさんさせてあげたいものですね。最近は文部科学省が学習指導要領改訂に向けて、より主体的に考え、コミュニケーションをとる力の育成を重視するなど、子ども一人ひとりの積極的な好奇心を引き出す育児への注目が高まっているようにも感じます。
早期教育に熱心なお母さんお父さんにとっては、「どんな教材を与えればいいの?」と気になるところかもしれませんが、特別な道具や教材がなくても、乳幼児にとって日常生活は刺激の宝庫。この世界は「初めて見るもの、触れるもの」にあふれているはずです。「これは○○だよ」と語りかけてあげながら、赤ちゃんの好奇心を刺激してあげるとよいようです。

音に触れる体験を一緒に楽しんであげる

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楽しく好奇心を育てる遊びとしては、「リズム遊び」や「お絵かき」が挙げられます。音楽に触れる体験は生まれてすぐに始められることなので、少しずつ取り入れてもいいですね。
赤ちゃんは、単純な音の繰り返しに反応しやすいので、シンプルでリズミカルな音楽に合わせて手拍子遊びから始めてみるといいそう。また、抱っこをしたまま音楽をかけて、一緒にリズムをとってあげるなどして「リズムを感じる」ことを体験させたり、お母さん・お父さんが音楽に合わせて歌ってみせることで「音に合わせて声を出す」という楽しみを教えてあげたりと、“音を楽しむ”好奇心を刺激するのも効果的。

一方で「音の与え過ぎ」にも注意が必要とのこと。静かな子宮の中で過ごしていた赤ちゃんにとって、生まれ出た世界は“音の洪水”。月齢が低いうちは、いろんな音を聴き分けながら脳の中で整理しているそうです。テレビを何時間もつけっぱなしにするようなことは避けましょう。

なぐり書きから始めて自由に創作する喜びを育む

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赤ちゃんが初めて体験する創作といえば、「お絵かき」。はじめはグチャグチャのなぐり書きから始まって、2歳くらいになってクレヨンなどの画材道具を持てるようになると、自分が思うように道具を動かして線や点を描けるようになります。

お母さんやお父さんができるサポートとしては、どんなものを絵に表現したらいいかというガイドをしてあげること。「さっきお外で見たきれいなお花を描いてみようか」「猫ちゃんを見かけたね」など、実際に目にしたものを描いてあげると、赤ちゃんも同じように真似したくなります。
3歳くらいになると丸を描けるようになりますが、これは手の動きを目で確認しながら線をカーブさせて閉じた円を描ける「目と手の共応動作」といわれる発達のしるし。そのうち、大きな円の中に小さな円や点を描いて、人の顔をかけるようにもなります。

こういった変化を見つけたらすぐに「上手だね!」「お顔がかけたね」と褒めたり励ましたりすることが、子どもの「創造への意欲」を高めます。
子どもが描きたいと思った時にいつでもお絵かきに取り組めるよう、クレヨンや画用紙を十分に用意してあげることも大切ですね。

<参考文献>

  • 『0~3才 心と脳をすくすく育てる本』(小西行郎監修、学習研究社)
  • 『最新版 はじめての育児』(細谷亮太監修、学習研究社)