家では元気な子どもが、外ではモジモジ?
あがり症を防ぐ! 親子で磨くコミュニケーション術

2017.04.12 荒木 真理子 ライフスタイル

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みなさん、こんにちは。気象予報士の荒木真理子です。
日本では桜の季節とともに、新年度がスタートしました。
新しい生活にすぐに慣れてほしいと願うのが親ですが……いつも家では大はしゃぎしているわが子が、園や学校ではモジモジ?
今回は、著書『あがってうまく話せない人でも大丈夫 10秒で伝わる話し方』より、親子で身につけたいコミュニケーション術をお送りします。

声をきちんと出すことを日常にしよう

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子どもがモジモジしてしまう原因の一つが、場の雰囲気。初めての場所や見知らぬ顔は、大人でもドキドキしてしまうものです。アナウンサーやキャスターだって、本番はドキドキ。でも、場数を踏んで、人前で話すことを日常にしているからこそ、本番をこなせるという背景があります。
では、子どもに、大きな声でしっかり話すことを日常化させるにはどうしたらよいのでしょうか。
すぐに取り組めることとして「あいさつ」があります。毎日、大きな声であいさつをすることを親子で習慣にしましょう。エレベーターで乗り合わせた人に、スーパーのレジの人に、元気よく「おはようございます」「ありがとうございます」。年上の人と話すことに慣れさせます。相手が顔見知りの場合には、あいさつに名前を添えると、相手にも特別感が加わって、雰囲気がさらによくなります。
逆に相手から「〇〇ちゃん、ありがとう!」とあいさつしてもらえたときには、子どもがどう感じたかを確認しましょう。きっと、嬉しいはずです。

しっかり練習して、褒めたたえて送り出そう

例えば発表会の前などは、親子で一緒に練習しましょう。パパやママに内容を聞いてもらったという事実は、自信につながります。練習の時点ではこまかく注意をしても、本番直前は、必ず、褒めるようにします。「今のが一番よかったよ」「最初のときよりず~っと上手になったよ」気分が高まったところで、子どもが本番を迎えられるようにするのがポイントです。
また、本番では、たとえ失敗したとしても、よかった点を探して、大人が喜んで祝福してあげてください。「失敗=恥ずかしい」という思考を植えつけると、あがり症につながります。

具体的な言葉と数字でコミュニケーションをとろう

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子どもとの日々の会話では、事実や気持ちをしっかり言葉にさせましょう。
「きょうは幼稚園楽しかった?」と質問すると「うん」で終わってしまいます。「きょう幼稚園でどんなことしたの?」「おでかけはどうだった?」「そのときどう思ったの?」と、子どもが具体的に答えるような質問をします。
また、お友達2~3人のことでも「みんな」、おやつを5~6個食べても「ちょっとだけ」というのが子どもです。みんなが何人で誰なのか、おやつは何をいくつ食べたのか、きちんと聞きましょう。

お返事したのに……あれれ? 忘れてる!?

子どもだけではなく、大人も含め、人間は忘れる生き物です。ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの実験によると、人間の記憶は、1時間に56%、1日後に74%も失われていきます。つまり、1時間後は半分も覚えていないし、翌日は3割ほどしか覚えていないのです。
前日に子どもと約束事を決めた場合は、会話した内容を翌朝確認してみてはいかがでしょうか。「きのうのお約束覚えてる?」と。このとき、「うん!」「大丈夫」という返事だけのときは危険信号。「なんだっけ?」とさらに質問します。「覚えてるよ、帰ってきたらおやつの前にピアノの練習でしょ?」と子どもが答えられて初めて伝わっているのです。
話したことが伝わったのか、確認する習慣をつけましょう。

いかがでしたか。環境が変わる春、親子でコミュニケーション力を高めていきましょう。
詳しくは、『あがってうまく話せない人でも大丈夫 10秒で伝わる話し方』を読んでみてください!