つらーい花粉症
親子で体質から改善する賢いケア法

2017.04.08 久保田 嘉郎 育児・健康

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花粉症と言うと大人が悩んでいるイメージが強いのですが、最近では物心のつかないうちから花粉症の症状を抱えているというお子様も少なくありません。そんな子どものつらい花粉症にいち早く気づき対応するには、お母さんとしてどのようなことに注意をすれば良いのでしょうか?

花粉症は体内の水分バランスが原因?

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そもそも、花粉症とは花粉により起こるアレルギー疾患のことをいいます。この花粉症、東洋医学的な見方をすると、「水分のバランス異常」ととらえることもできるのです。これは花粉症の主な症状である、鼻水や粘膜の炎症は体内の水分が偏在していることが原因であると考えるからです。

適切でない量の水分は体を冷やし、体調を崩させますが、これこそ漢方で言う「水毒(すいどく)」という症状なのです。つまり、体内に余分な水分がある人、あるいは水分の循環に支障がある人が花粉症の症状を発するというのが、東洋医学における考え方です。

もちろん一般的な西洋薬の服用も一時的な症状の緩和には有効ですが、根本的な体の異常を改善することにはなりません。お子様を花粉症の症状から解放してあげたい、さらには体質の改善も行い、健康な体にしてあげたい、と思うのであれば、東洋医学による解決を考えてみるのがオススメです。

まずは水分を控える

「水毒」といわれるように、余分な水分の蓄積が原因です。そもそも子どもは、大人に比べ、体を構成する上で水分の割合が多いのが特徴です。ですから、まずは「過剰な水分の摂取を控える」ことから始めましょう。

糖分も原因に!

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また、「過剰な糖分の摂取を控える」ことも大切になってきます。糖分は東洋医学的には、体を冷やすものとされます。余分な水分と同様に、糖分の過剰な摂取も水毒の原因となるのです。

消化不良は水毒の元

また、胃腸にやさしい食事習慣を意識するようにしましょう。具体的には、「生ものは控える」ことです。生ものの消化には大量のエネルギーを必要とし、そのための酵素も子どもの体には十分に備わっていないことが多いです。消化不良なうえに過剰な水分があれば、消化活動は当然阻害されてしまいます。

これらのことは、よくよく考えれば、案外普通のことですよね。東洋医学では、その普通のことを当たり前に行うことが、最も健康的になる秘訣とされています。それでも改善しない花粉症のお子様には漢方薬をおすすめします。

花粉ケア漢方薬服用のメリットは?

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)や葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)は、いわゆる体内の水分バランスを整えて、花粉症の症状を改善していきます。また漢方薬の特徴として、これらは抗アレルギー薬に特有の眠気や口渇などの副作用がないので、服用により口渇がおき摂取水分が増え、さらに症状が悪化するといった悪循環を避けることができます。

でも、漢方の粉薬は飲ませづらくて……という方も安心。現在は漢方の服用においても子どもでも飲みやすいよう、苦みを控えたものや、服用サポートのゼリーなど、便利な商品が多数販売されています。子どものうちは自分の身体の不調をあまり口にしないため、お母さんがこれらのことに注意し、お子様の不調に気づくことが大切です。

幼い頃から花粉症を抱えた子どもは、体にかかる負担も大きいです。花粉症の時期にドタバタとするのではなく、長期的に生活に気をつけることでお子様の健康を保つことができます。そして花粉症に悩んだり怯えることなく生活するために、日ごろから予防することが大切です。