「食べないとダメ」なタイプも
妊娠初期のつわりの種類

2017.03.29 望月 ライチ 妊娠・出産

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妊娠8週頃から多くの人が感じるようになる不快な症状、「つわり」。妊娠14週頃から症状が落ち着いてくるものの、つらい症状が続く時期には「早く過ぎてほしい!」と祈りたくなるものですね。その症状の出方や程度に関しては、まったく食べ物を受け付けなくなる人から、「食べないと気持ち悪くなる」という人まで個人差があります。代表的なつわりの種類をまとめます。

食べものの好みが変わる

つわりの時期には妊娠前とは別人になったかのように、食べものの好みが変わってしまったという人は多数います。「肉や魚が一切ダメになった」「すっぱいものしか食べられなくなった」など、口にする食材が偏るのがつわりの時期の傾向です。

においに敏感になる

においに敏感になるというのも、つわりの時期によく見られる症状です。食べ物のにおいだけでなく、体臭、タバコ、ペット、換気扇から漂ってくるにおいなど、それまで気にならなかったにおいが不快に感じてしまうことも。

一度にたくさん食べられなくなる

つわりの時期には、食事の量が減る人が多いようです。今日は調子がいいからと一度にたくさん食べようとすると、胃が刺激されて吐き気をもよおしてしまう場合も。食べられる時に少しずつ口に入れるようにしましょう。

空腹がダメな「食べづわり」

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食べ物を受け付けなくなるタイプのつわりと対照的に、「食べないと気持ち悪くなる」というタイプのつわりもあります。空腹を感じないように、常に口にできるものを携帯して対策します。つわりの時期にも関わらず体重が増える人もいますが、この時期は仕方ないと乗り切って、体調が落ち着いてから体重管理を始めるほうがよいようです。

ひたすら眠くなる「眠りづわり」

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疲れやだるさを感じやすくなって日中でもやたらと眠気を感じる「眠りづわり」もあります。胎盤が形成される時に分泌されるさまざまなホルモンの影響と考えられています。

一般に「妊娠初期はつわりがあるもの」と思われがちですが、中にはまったく症状を感じないという人もいます。その場合、「お腹の赤ちゃんが発育していないのかな?」と不安になってしまうかもしれませんが、特に出血などの異常がなければ心配はないそう。ただし、ひどいつわりが続いていたのに急に軽くなった場合は、念のため受診するようにしましょう。

また、水分さえ受け付けないほどの重いつわりが続く場合は「妊娠悪阻」という症状として治療の対象になることも。「吐き気や嘔吐で苦しく、まったく食事がとれない」「水を飲んでも吐き出してしまう」「体重が1週間で2kg以上減少した」という場合には、早めに医師に相談して。点滴注射によって必要な栄養分を補給してもらえて、母体と赤ちゃんの健康を守ってくれます。

<参考文献>

  • 『最新 はじめての妊娠&出産』(北川道弘監修、主婦の友社)
  • 『いちばんためになる はじめての妊娠・出産』(小川隆吉監修、成美堂出版)