知っておきたい妊娠中の体の変化と胎児の成長 Part3
【妊娠後期28〜40週】胎児の器官が成熟し、37週から出産に向けてのラストスパート

2017.03.20 World-Mommy 編集部 妊娠・出産

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妊娠後期編。赤ちゃんが生まれるのは何週目? ママは何キロまで体重が増えていいの? など、知っておきたいポイントを紹介します。

妊娠初期・中期の記事はこちらから

【妊娠28~33週】誕生に向けて、胎児が外で生ききるための準備がスタート

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このくらいの週になると心臓や腎臓などの器官はほぼ完成します。そして、呼吸ができるように肺が活動を始めます。ただし胎児は羊水のなかにいるので、実際に呼吸をする訳ではありません。酸素は、胎盤を通じて供給されています。

また、胎児の体型がよりふくよかになってくるので、子宮内が窮屈になり、頭を下にした姿勢をとる胎児が増えてきます。子宮口へ頭を向けて、出産時の体制を取り始めるのです。

【胎児体重の基準値】

  • 妊娠28週:基準値853g~1,473g(平均値1,163g)
  • 妊娠29週:基準値972g~1,654g(平均値1,313g)
  • 妊娠30週:基準値1,098g~1,842g(平均値1,470g)
  • 妊娠31週:基準値1,231g~2,039g(平均値1,635g)
  • 妊娠32週:基準値1,368g~2,242g(平均値1,805g)
  • 妊娠33週:基準値1,509g~2,451g(平均値1,980g)

※参考:胎児計測と胎児発育曲線について - 日本産科婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/public/shusanki/taiji_hatsuiku_kyokusen.pdf

【妊娠34~40週】いつ産まれても大丈夫な正産期に。ついに出産へ!

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いよいよラストスパート。

肺などの呼吸器が成熟し、心臓や消化器もできあがります。皮下脂肪もしっかりとつき、肌もピンク色に。妊娠37週0日以降は「正産期」といい、いつ産まれても良い時期に入ります(妊娠42週0日以降は過産期)。

子宮(お腹)が下がってくる、おしるしがあるなど、お産が目前に近づく目安もありますが、正産期に入れば、いつお産を迎えても大丈夫なように準備を整えましょう。入院の用意や、自宅に赤ちゃんを迎える準備など。

赤ちゃんに会えるまで、あと少しです!

【胎児体重の基準値】

  • 妊娠34週:基準値1,649g~2,663g(平均値2,156g)
  • 妊娠35週:基準値1,790g~2,876g(平均値2,333g)
  • 妊娠36週:基準値1,927g~3,087g(平均値2,507g)
  • 妊娠37週:基準値2,058g~3,294g(平均値2,676g)
  • 妊娠38週:基準値2,181g~3,495g(平均値2,838g)
  • 妊娠39週:基準値2,293g~3,685g(平均値2,989g)
  • 妊娠40週:基準値2,388g~3,862g(平均値3,125g)

ママの体重、妊娠中は何キロまで増えてもいいの?

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最後に、ママの体重について。妊娠後期は体重が増えやすくなります。体重は何キロまで増えてもいいのだろうか、と思う方も多いでしょう。

これに関しては、日本の厚生労働省が「体格区分別 妊娠中の推奨体重増加量」を公表しています。妊婦は一律〇〇kgまで増えても良いと定められているわけではなく、痩せ型や肥満など、体格によって体重の目安が違ってくるのです。

※ちなみに、この推奨体重増加量は国によって異なります。医学的見地や人種による体格の違いがあるのかもしれません。

まずは、妊娠前の体重でBMIを算出します。計算式は以下のとおり。

  • BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

そのBMIによって、以下の体格に分類します。

  • BMI18.5未満 低体重(やせ)
  • BMI18.5以上25.0未満 ふつう
  • BMI25.0以上 肥満

そして、それぞれの体格に応じた推奨体重増加量が定められているのです。

  • 低体重 9~12kg(1週間あたり0.3~0.5kg)
  • ふつう 7~12kg(1週間あたり0.3~0.5kg)
  • 肥満  個別対応(個別対応)

※参考:妊娠中の体重増加は、 お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に - 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b01.pdf

胎児、羊水、胎盤など必ず増える部分でおよそ7~8kgありますので、これは結構厳しい推奨体重増加量です。食べすぎたり、運動不足になったりすると、あっという間にオーバーしてしまいます。
そもそも、体重が増えすぎると何故いけないのか? それは、妊婦高血圧症候群などを引き起こしたり、産道に脂肪がつき難産につながったりするなどのリスクが高まるからです。

定期検診の際、医師からは体重に関する指示があるはずですので、医師のアドバイスに従ってしっかりと体重管理するようにしましょう。

※関連記事:知っておきたい妊娠の基本 Part3 妊娠後期(8~10ヶ月頃)のカラダと赤ちゃん