知っておきたい妊娠中の体の変化と胎児の成長Part1
【妊娠初期0〜15週】

2017.03.18 World-Mommy 編集部 妊娠・出産

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精子と卵子が出会って、子宮のなかで赤ちゃんが育つ。おおまかな流れは知っていても、出産未経験者の多くにとっては未知の世界ではないでしょうか。赤ちゃんはお腹のなかでどう育って、ママの身体はどう変化するのか?

妊娠の基礎知識を初期・中期・後期の3回に分けて情報をお届けします。

まずは妊娠初期編。受精卵はどのように胎児へと変化するのか? 妊娠検査薬は妊娠何週目から使えるのか? つわりはいつ頃起きるのか? 気になるポイントはいろいろです。

【妊娠週のカウント方法】妊娠検査薬はいつから使える?

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まずは妊娠日のカウント方法について紹介しましょう。
勘違いしやすいのですが、受精の瞬間が妊娠のカウント・スタートではないのです。

妊娠週数は、最後に生理がきた初日を起点に「妊娠0週目0日」と数え始めます。0からスタートするため、0週目6日は最後の生理が始まった日から7日目にあたります。8日目は「妊娠1週目0日」となります。
妊娠●週目0日~6日まで来ると次の週に繰り上がり、40週0日(280日目)が出産予定日の目安として計算されます。これはWHOにより提唱されています。

一般の薬局で販売されている妊娠検査薬の多くは、次の生理予定日の約1週間後から使用可能となっています。そのため妊娠がわかるのは、妊娠4~5週目以降になります。

【妊娠0~7週目】受精卵は、7~10日をかけて子宮へと向かう旅に出発します

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妊娠超初期と言われる妊娠0~7週目の赤ちゃんの様子はどのようになっているのでしょうか。

先述のとおり、妊娠0~1週目は卵子がつくられ、そして排卵する段階です。排卵するタイミングが受精しやすいと言われていますので、ここではまだ実際には妊娠していません。

妊娠2~3週目は、受精と着床の段階です。排卵は1週目の終わりから2週目のはじめ頃に起きるので、多くはこの時期に受精します。卵子と精子が出会うのは卵管です。そこでできた受精卵は、細胞分裂をしながら1週間から10日をかけて子宮へと向かって移動を始めます。

受精卵が無事に子宮へ到達すると、今度は子宮内膜にくっつきます。これを着床といい、この時点で妊娠成立とされています。

妊娠4~7週目は、胎児の前段階、胎芽の時期です。着床後、胎のうという赤ちゃんが入る袋がつくられます。超音波検査では胎のうを確認、尿検査では着床後に分泌されるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)を検出することで、妊娠と判断することができるようになります。

この時期の赤ちゃんは胎児ではなく胎芽と呼ばれています。まだ人のかたちにはなっていなくて、まずは脳、脊髄、神経などがつくられます。そして早ければ、6~7週目には心臓が動いているのを超音波検査で確認できるほどに成長します。

【妊娠8~15週目】胎盤とへその緒は、お母さんと赤ちゃんをつなぐ大切な臓器

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いよいよ、胎芽から胎児へと成長する段階に入ります。小さいながらも手足がつくられ、人間のかたちになってきます。見た目に加えて器官もつくられ、羊水を飲んで尿を出す排泄機能が働き始めるのもこの頃です。12~13週目に入ると、胎児が羊水のなかで動いている様子が超音波検査で見られるようになります。

胎児に酸素や栄養を届ける役割をするのが胎盤です。胎盤は平たくて厚みがあり、ふっくらとしたホットケーキのような形をしています。母親の血液を通じて、酸素や栄養が胎盤へと運び込まれます。そして、胎児と胎盤をつなぐへその緒(臍帯)を通じて、それらが届けられるのです。また、へその緒は届けるだけの一方通行ではなく、二酸化炭素や老廃物を受け取る役割もあります。人間におへそがあるのは、母親のお腹のなかで成長してきた名残なのです。

胎盤は妊娠15週目頃に完成し、この先グングンと成長するための環境が整います。

妊娠初期、ママの身体に「つわり」が起きるのはこの頃

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受精卵が子宮へ向けて移動している4週目頃までは、妊娠に自覚症状はありません。その後、生理が遅れたり、身体のだるさを感じたりすることで、「妊娠しているかも?」と自覚症状が出始めます。

気分が悪くなって嘔吐してしまったり、食欲が減退したりする「つわり」。その発生の理由は諸説あるのですが、早ければ着床する妊娠4~5週目から始まります。そして胎盤が完成する妊娠15週目頃まで、つわりは続きます。ただし、つわりの程度は人によって差があり、まったくつわりが無い人もいれば、妊娠後期まで続く人もいます。

つわりがひどい場合、「妊婦だから仕方がない」と我慢しすぎないでください。病気を併発してしまうこともありますので、病院で診察を受けるようにしましょう。

※関連記事:知っておきたい妊娠の基本Part1 妊娠前期(1~4ヶ月頃)のカラダと赤ちゃん