「キー!」が止まらない赤ちゃんのかんしゃく、どうしたらいいの?

2017.03.14 望月 ライチ 育児・健康

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笑ったり、泣いたり、初めて見るものに対して不思議そうな顔をしたり。赤ちゃんの表情や感情表現が日に日に豊かになっていくことは、成長の証としてとてもうれしいものですね。
でも、中にはどう対応したらいいか困ってしまう感情表現もあります。生後10ヶ月を過ぎる頃から1歳くらいにかけて目立ってくる「かんしゃく」がそれです。

思い通りにいかないことがあると、「キーッ!」と金切り声をあげたり、床をたたく、物を投げるといった行動が見られるようになります。赤ちゃんが怒っているような態度に、お母さんお父さんも焦ってしまいますよね。特に外出中など人の目が気になる時には、「大声をあげちゃだめ!」などと叱って、さらに赤ちゃんのかんしゃくがヒートアップしてしまう……なんてこと、ありませんか?

赤ちゃんはどうしてかんしゃくを起こすの? 上手な対処法は? ポイントをまとめてみました。

かんしゃくは、心がしっかり育っている証拠

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かんしゃくを起こすということは、赤ちゃんの心の中で「好き」や「嫌い」の感情がしっかりと育ってきて、それを外に表現したいという行動も育ってきているという証拠。
赤ちゃんはまだまだ自分の思い通りに体を動かすことができず、周りにある物や人との付き合い方を知りませんから、「こうしたい」と思っている気持ちの通りにいかないことにストレスを感じているのです。
さらに、そのストレスをうまく言葉に表現することもできないから、「キーッ!」という言葉にならない声をあげたり、もどかしさを「投げる」「ぶつける」「たたく」といった行動に置き換えてしまうようです。

“怒り”をストレートに示されるとつい親の方が慌ててしまい、その感情を否定したくなりますが、これも“成長の証”だと考えれば、落ち着いて捉えることができそうですね。

「やめなさい!」ではなく
まずは共感の言葉を

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赤ちゃんがかんしゃくを起こした時には、発散したい気持ちをまず受け止めてあげることが大切。「やめなさい!」と否定するのではなく、「嫌だったね」「うまくいかないね」「怒っちゃったね」と、赤ちゃんのストレスをそのまま理解してあげる言葉をかけてあげましょう。

赤ちゃんの様子が少し落ち着いてきたら、気分を変えるための声掛けを。「こっちのオモチャで遊んでみようか?」「窓の外を見てごらん。お天気がいいね。お外に散歩にいこうか?」と誘ってみましょう。
ポイントは、共感→気分転換の2ステップとその順番です。
共感のステップなしに、すぐに気をそらそうとしても赤ちゃんの怒りの感情は行き場を失ってしまいます。まずは、怒りをそのまま受け止めて吸収してあげることが大切なんですね。

<参考文献>

  • 『NHKすくすく子育て Q&Aですっきり!育児のお悩み解決BOOK』(加部一彦・佐々木聰子監修、NHK出版)