子どもが食べてくれない!
「偏食」を解決するヒント

2017.03.11 望月 ライチ しつけ・教育

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離乳食が進み、だんだんと大人と近い食事ができてくるようになると、新たな悩みが出てくる人もいるでしょう。その代表例が「偏食」。かくいう筆者も、子どもがキュウリばかりを好んで食べる時期に「せっかくいろいろ作っているのにどうして食べてくれないの……?」と悩んだことがありました。

子どもの「好き嫌い」や「ばっかり食べ(特定の食品ばかり食べること)」について調べてみると、どうやらそれはとても“気まぐれ”な行動のようです。子どもが1度や2度食べなかったというだけで「この食品は嫌いなのね」と決めつけてしまうのは早合点。単に「形が気に入らない」「食べにくそう」といったその時の印象や気分だけで、子どもは「食べない」という行動をとっている場合が多いのだそう。
子どもの偏食を解決するためのちょっとしたヒントを集めてみました。

子どもが喜びそうな形にしてみる

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ニンジンを星形に切ったり、薄切り肉をクルンと丸めてみたり。食材を子どもが楽しくなるような形状にしてみましょう。興味を持って手に取って、「食べてみたい」という気持ちをおこすきっかけになります。

「かける」「混ぜる」など仕上げをやらせる

小さな子どもはお母さんお父さんのお手伝いをするのが大好きですね。ご飯の上にフリカケをパパッとかける、オムライスにケチャップをたらす、ソースを混ぜるといった“料理の仕上げ”を任せてみて。「上手にできたね! おいしそう!」と褒めてあげて、食べたい気持ちを刺激しましょう。

好きな食材と混ぜてみる

苦手な野菜を切ってハンバーグに混ぜたり、ペースト状にしてスープにしたり。好きな食材と混ぜることで、食べるハードルがぐんと低くなります。ポイントはあまり細かく切り過ぎず「分かるように」混ぜること。「○○も一緒に食べられたね!」と褒めて、達成感を与えるとよいそうです。

乳歯でも食べやすい切り方に工夫する

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歯が生えそろったばかりの子どもにとっては「噛んで食べる」ことも初めての経験。食材によっては噛み切りにくかったり、飲み込みづらかったりするので、その経験が記憶されて苦手意識を持ってしまう場合も多いようです。子どもの口の中の発達段階を考えながら、食材の切り方や調理法を工夫することも意識すると効果的です。

(例)

  • 葉野菜:薄い葉は噛みづらいので、繊維を断つように1cm角くらいの大きさに切る。
  • 根菜類:大人にとって歯ごたえのいい硬さでは、子どもにとっては噛みつぶせない。軽くつまんでつぶせるくらいの硬さにゆでる。
  • 肉:繊維が固く噛み切りづらいので、繊維を断つように薄く切って、酒や片栗粉をまぶし、肉質を柔らかくしてから火を入れる。
  • 魚:パサパサして噛みづらいので、煮汁をかけたり、あんかけにしたりしてとろみをつける。

<参考文献>

  • 『食べない子が食べてくれる幼児食』(加藤初枝・井桁容子監修、女子栄養大学出版部)
  • 『初めての幼児食』(太田百合子・小池澄子監修、ベネッセコーポレーション)