季節の変わり目がキケン!?
春先はアトピー性皮膚炎の悪化に注意

2017.03.08 荒木 真理子 ライフスタイル 育児・健康

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みなさん、こんにちは。気象予報士の荒木真理子です。

青空の下、毎日の散歩にもぐっと陽射しの勢いが感じられるようになりました。日本では、桜が花開く日を心待ちしている人がたくさん!

さて、ウキウキ暖かくなってきたこの時期、気を付けたいことがあります。アトピー性皮膚炎です。

気温差10°Cは肌トラブルの元

「日較差」という言葉をご存知でしょうか。一日の最低気温と最高気温の差のことです。朝はまだ霜がおりるほどの冷え込み、一方で、晴れの日の昼間は20°C前後まで気温が上がってポカポカ陽気。冬の寒さから次第に解放され、陽射しが力強くなっていく春は、1年で最も「日較差」が大きくなる時期なのです。
この一日の中で大きくアップダウンする気温の変化は、体に大きな負担となります。

皮膚炎の大敵は、乾燥×汗

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朝は寒いので厚着をして出かけたら昼には汗ばんでいる、ということは、この時期の赤ちゃん連れのおでかけでよくあること。
朝晩はまだ寒く、暖房に頼る日もあるでしょう。暖房の効いた部屋は空気がカラカラ。乾燥してデリケートになった肌が、昼間の暖かさで汗に触れると、その刺激で、アトピー性皮膚炎が悪化してしまうのです。

春先はどんなケアが必要?

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お出かけの際は、脱いだり着たりしやすい服装が基本です。薄手のものを重ね着しましょう。素材はやわらかいものを選び、衣服のタグは切り取ります。また、皮膚トラブルが心配な赤ちゃんの衣服は、洗濯をするときには洗剤や柔軟剤が残らないよう少なめに、また無添加のものを利用することも大切です。

次に、赤ちゃんの唾液や汗の対策。食事のときは、こまめに顔についた唾液や食べかすを拭きとります。汗をかいたら、濡らした柔らかいガーゼで拭いて、肌着は、お散歩の後やお昼寝の後など、時間を決めて定期的に着替えましょう。

また、お風呂あがりは、体が温まって汗をかき、その後急激に水分が飛んで乾燥しやすくなるので、処方されたローションやクリームでしっかり保湿します。肌に水分が残っているうちにコーティングしてあげると、より保湿効果が期待できますよ。

そして、最後に、アトピー性皮膚炎の原因として、花粉やほこりといったアレルギー物質やストレスも考えられます。自分や兄弟の保育園・幼稚園入園や、ママやパパの仕事の変化など、環境が変わることがストレスとなり、影響する可能性があります。

まとめ

  • おでかけは薄手の洋服を重ね着
  • 衣服のタグは取り、洗剤や柔軟剤は少なめに
  • 唾液や汗はこまめに拭き、肌着は定期的に着替える
  • お風呂上がりすぐの保湿が鉄則
  • 室内の花粉やほこりを取り除く
  • ストレスを与えないようにする

春先は、いろいろな要因が重なりやすい時期だからこそ、丁寧にケアしてあげたいですね。