鼻がムズムズ……まさか、このタイミングで花粉症に!?
どうする? 妊娠中&授乳中の花粉症対策

2017.02.17 荒木 真理子 ライフスタイル 育児・健康

Photo by Shutterstock.com

みなさん、こんにちは。気象予報士の荒木真理子です。
春が待ち遠しい今日このごろ。ただ、ポカポカ陽気と一緒に、毎年日本では春先についてまわる悩みが……スギ花粉症です!
日本では、4人に1人が花粉症に苦しんでいるといいます。さらに私のまわりでは、妊娠をきっかけに花粉症を発症する人が多数!
妊娠中・授乳中は、花粉症とどう付き合ったらよいのでしょうか。

花粉症対策は、早ければ早いほど、症状が軽くて済む

「花粉症の対策は早く行えば、辛さの山は、富士山から高尾山になる」
これは、花粉症に精通している気象予報士の大先輩の言葉です。花粉症は、症状が出る前に対策を始めれば、発症が遅くなり、富士山(日本一の高さ3776m)ほどの辛い症状の山を、高尾山(東京にある標高599mの山)ほどにまで軽減できるというたとえです。

 

花粉症歴25年ベテランの私は、去年の春先、早めに対策をとるべく薬を飲もうとして、はたと手が止まりました。「ん? 授乳中に、こんなに継続的にたくさんの薬を飲んでいいのだろうか……」スギ花粉からヒノキ花粉の収束まで、ザッと3ヶ月以上あります。毎日、薬を服用すると相当な量です。

どんなに症状がひどい人でも薬を飲んではいけないの?

耳鼻科の先生に相談しました。
妊娠初期は赤ちゃんへの影響を考えて、薬の服用は避けたほうがいいそうです。妊娠中期~後期、授乳中で症状がひどい場合は、病院で相談して、安全性の高い薬を処方してもらいます。私は、漢方を出してもらいました。「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」というものです。

 

昨シーズンはまだ赤ちゃんが小さく外出の機会が少なかったこともあり、この漢方で十分乗り切れました。
ただ、漢方があれば完璧というわけではありません。
もっとも重要なのは、アレルギー源を寄せ付けないこと。つまり、花粉をなるべく体内に取り入れないようにすることです。
花粉が飛散している時期の外出では、マスクや帽子、メガネなどで花粉をガードします。帰宅時には、玄関先で、服や髪の毛に付着した花粉をしっかりと落としてから室内に入りましょう。それでも部屋の中に入り込んでくるのが花粉。こまめな掃除が大切です。掃除機だと花粉が舞い上がる可能性があるため、床の拭き掃除を基本にしましょう。洗濯物やふとんは、2月下旬~4月いっぱいは、屋内に干したほうが無難です。

症状が軽い人は、食事療法を取り入れてみよう

Photo by Shutterstock.com

花粉症を発症したばかりで、まだ症状が軽い方は、食事に気を遣ってみましょう。効果的といわれるのが、乳酸菌。ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌は、アレルギーに強い体にしてくれるとされています。

また、甜茶(てんちゃ)ポリフェノールにはアレルギーを抑える働きがあるといわれています。甜茶は、カフェインもなく、妊娠中・授乳中にも、おすすめの飲み物です。

ストレスの少ない方法で、無理なく花粉症対策が行なえるといいですね。対策を心得て、万全の態勢で、春を迎えましょう。