寒い冬の子どもの熱、気をつけて!
ママが注意すべき5つの症状

2017.02.06 久保田 嘉郎 育児・健康

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冬になると、子どもが感染しやすい特有のウイルスがあります。お母さんが見て、この病気だと特定することは難しいですが、その症状からある程度までどんな病気か予測することができます。今回は症状別に考えられる、冬に多い感染症をご紹介します。

1. 熱が出る

体の異常を知らせるサインとして、発熱は典型的な症状の一つです。よくある症状のため、どんな原因で熱が出ているのかの判断もつきにくく、医者でも誤診が多くなります。発熱の原因となる感染症としては、インフルエンザ、ノロウイルス、溶連菌感染症など様々なものがあります。ただ熱が出るというだけでは特定が難しいので、その他の伴う症状をよく見る必要があります。

2. のどの痛み

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感染症ではのどに痛みが出ることもよくあります。意外ですがインフルエンザの場合、のどが痛くなるのはどちらかというと治りかけのことが多いです。熱がさがってきている場合は過度な心配をする必要はありません。しかし、数日は万全を期して安静にしていてください。代表的な病気であるかぜも、のどの痛みを伴います。インフルエンザと違い、初期に出やすい症状のため、乾燥を防ぐためにマスクをしたり、湿度を保ったりと対策をして進行を予防できるかが重要なポイントです。

3. 特徴的な咳

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軽度の咳ならそう珍しくありませんが、症状がやや進行した咳は強力なウイルス感染の疑いもあります。具体的にはインフルエンザ、RSウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎、百日咳などが考えられます。この中で咳の仕方に特徴があるのが、マイコプラズマ肺炎と百日咳です。
マイコプラズマ肺炎の初期症状は、コンコンと乾いたような咳が出ます。これが重症化すると、ゴホンゴホンと痰を絡むような咳に変わり、痰に血が混じることもあります。
百日咳の症状は分かりやすく、たてつづく咳の後で息を吸い込むときにヒューッと笛のような音が出ます。ただし、新生児から生後3ヶ月までの乳児の場合は、あまりはっきりとこの症状を確かめることはできません。インフルエンザやRSウイルス感染症も強い咳が出ますが、特徴がないので咳だけでこれらの特定は難しいでしょう。

4. 嘔吐

この時期、嘔吐したときに疑うべきなのがノロウイルスです。ノロウイルスは感染性胃腸炎の元となるもので、嘔吐、腹痛、下痢など、食中毒のような症状がでます。子どもの場合に嘔吐が複数回にわたるというような時は、心配になる方も多いでしょう。もちろん、インフルエンザも嘔吐を起こす可能性があります。

5. 呼吸困難

呼吸困難はときに命にも関わってくるので、特に喘息を持っている子どもなどは注意が必要です。RSウイルス感染症がある程度進行すると、「ぜーぜー」と分かりやすく呼吸が苦しそうな症状が出ます。また呼吸が浅くなり、回数が多くなります。RSウイルスは感染力が強く、2歳までにはほとんどの子どもが感染すると言われています。
その他の珍しい症状としては、溶連菌感染症による「イチゴ舌(舌に赤いぶつぶつができる)」などがあります。

今回、ここで紹介したのは注意すべき症状のおおよその目安ですので、これらの症状が長引いたときや、悪化したときは早めに、受診し専門的な判断をうけ、より適切な対応を心がけましょう。