赤ちゃんが眠りやすい温度・湿度は?
夜泣き知らずの寝室に整えよう!

2017.01.21 荒木 真理子 ライフスタイル 育児・健康

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みなさん、こんにちは。気象予報士の荒木真理子です。
底冷えの冬の朝。東京でも、連日、氷が張るような冷え込みです。
赤ちゃんは、ぐっすり眠れていますか? 夜間に目が覚めて泣いたりしていませんか?

寝返りができるようになった赤ちゃんは、布団の中に熱がこもると、寝ている間に布団から抜け出して、知らず知らずのうちに、寝冷えします。また、動くことができない赤ちゃんは、寝苦しくなると、泣いて知らせます。
今回は、赤ちゃんがぐっすり眠れる環境づくりについて、お送りします。

ベッドの中にも気象がある?「寝床内気象」とは

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「寝床内気象(しんしょうないきしょう)」という言葉をご存知でしょうか。
ベッドに横たわって布団をかけると、体と布団の間に小さな空間ができます。この空気の温度や湿度のことを「寝床内気象」と呼びます。
理想的な寝床内気象は、温度33°C、湿度50%といわれています。
布団の中に手を入れたときに、少しひやっと感じるくらいがちょうどいい温度。赤ちゃんは、大人と比べて、代謝がよく、体温が高いために、すぐに布団の中が温まります。
このとき、服を何枚も重ねていると、冬でも寝汗をかいてしまいます。また、靴下を履いたまま寝かせるのもNG。足の裏から熱をうまく発散できずに不快に感じ、なかなか寝付けません。

眠るときの服装は、吸湿性・通気性のある半そでの下着1枚、長袖1枚、長ズボン、腹巻が基本です。動き回る赤ちゃんには、この上から、スリーパーを着せましょう。
汗をかきやすい赤ちゃんの布団内の湿度を上げないためには、晴れた日に布団をきちんと干すこと、シーツをこまめに洗うことが大切です。

室温の設定と布団の調整

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快適に眠りにつける寝室の温度は、季節によって異なります。一桁まで冷え込む日本の冬は、室温18~22°C、湿度40~60%が目安です。
とはいえ、夜間、ずっと暖房をつけたままでは、空気がカラカラに乾燥してしまいます。風邪のウイルスを増やしたり、喉を痛めたりしないように、事前に部屋を暖めておき、寝る直前には暖房を切るようにしましょう。

室温にあわせて、布団の厚さを調整します。

  • 室温が22°C以上の場合、ガーゼケットやタオルケット。
  • 室温が20°C前後の場合、薄手の綿の掛け布団か綿毛布。
  • 室温が15°C前後の場合、羽毛の掛け布団。
  • 室温が10°C未満の場合、シーツの上に毛布を敷き、羽毛の掛け布団。

掛け布団は、蹴飛ばしてしまったり、窒息の原因になったりするおそれがあるので、寒いときは、掛け布団を増やすのではなく、下に毛布を敷く、敷き布団を厚手のものに変えることで、うまく調整しましょう。
日本では、親子で一緒に眠る赤ちゃんが多いですが、同じベッドで寝る場合の布団は、大人マイナス一枚がちょうどいいくらいでしょう。

大人でも、良質な睡眠がとれないと疲れがたまってしまいます。昼間、活動した赤ちゃんが、夜間に快眠できるように、しっかり環境を整えてあげましょうね。