暖めすぎ、着せすぎに要注意!
寒い冬を赤ちゃんと一緒に安全に快適に過ごそう

2016.12.25 荒木 真理子 ライフスタイル 育児・健康

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みなさん、こんにちは。気象予報士の荒木真理子です。
日本はすっかり冬の空気に包まれました。あっという間に暖房のスイッチに手が伸びる季節です。

赤ちゃんは、大人より暑がりで汗かき。
実は私、息子が生まれて10日目に、大失敗をおかしています。暖房がついている部屋で、息子に重ね着をさせたため、体に熱がこもって体温が急上昇。病院であれこれ調べ、結果「原因は厚着です」と……。厚着や部屋の暖め過ぎは、脱水症状のリスクがあるそうです。
反省し、みっちり学習しました。冬場の室内環境の整え方をお送りします。

ちょっと待って!
暖房のスイッチを入れる前に……

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冷房の回でもご紹介しましたが、赤ちゃんがいる部屋には、温度・湿度計を用意してください。暖かい空気は軽いために上へ、冷たい空気は重たいために下に溜まります。天井付近と床のあたりでは5°C以上室温に差が出ることもありますから、温度・湿度計は、赤ちゃんが過ごす高さに置きましょう。
冬場、赤ちゃんが快適に過ごせる室温は20~23°C、湿度は40~60%とされています。

室温が低いとき、すぐに暖房のスイッチに手を伸ばさず、次のことをやってみましょう。

  • 赤ちゃんの手足を触って、ひんやりしていたら一枚着せる
  • 晴れた昼間はカーテンを開け、日没後すぐカーテンを閉める

冬は、太陽高度が低いため、窓から斜めに日が差し込み、室内の広範囲にぬくもりが届きます。日本には昔から“日向ぼっこ”という言葉があるように、日差しには暖房効果があります。まずは暖房に頼らずに、太陽の恩恵を受けましょう。

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その暖房器具は安全ですか?

それでも、赤ちゃんの手足が冷えているようなら、暖房をつけます。
暖房器具には、エアコン、オイルヒーター、石油ストーブ、ハロゲンヒーター、床暖房などがありますが、赤ちゃんと一緒の部屋では、エアコンが一番おすすめです。
エアコンは部屋全体を暖めるパワーに優れています。オイルヒーターも空気が汚れず安心ですが、部屋が暖まるまでに時間がかかる、電気代が高いなどのデメリットがあります。
赤ちゃんが触って危険がある暖房器具はベビーゲートなどで対策をとる、ホットカーペットや電気毛布など肌に直接触れるものは低温やけどに注意、床暖房をつけたら直接寝かせない、ジョイントマットを敷いている場合は床暖房対応か確認が必要です。

上手なエアコンの使い方は?

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エアコンを使うときは、設定温度20~21°C、風量は『自動』運転にし、直接、赤ちゃんに風が当たらないようにします。部屋が暖まったのに厚着を続けていると、熱や脱水症状の原因になります。こまめに、手足を触ってチェックし、一枚脱がせたり、薄手の洋服に変えたり工夫しましょう。大人の重ね着マイナス一枚くらいでちょうどいいくらいです。

また、暖房には『乾燥』がつきものです。赤ちゃんの肌や喉・鼻の粘膜はとってもデリケート。加湿器がある場合は、加湿器を利用します。効率がよいのは、室内で洗濯物を干すことです。洗濯物は早く乾くし、湿度も保たれて一石二鳥ですよ。濡れたタオルを一枚干しておくだけでも違いがあります。

夜間の暖房はどうする?

冬の寒い夜でも、暖房をつけたまま寝ることはNG。赤ちゃんは眠る前に、手足から熱を出して体温を下げ、眠りに入りやすくしているそうです。室温が高いと、うまく熱が下がらず、汗をかいて機嫌が悪くなります。寝室をあらかじめ一定の室温まで暖め、寝かせる10~15分前には、エアコンを切りましょう。

赤ちゃんの布団は、大人より一枚少なめが目安。寝返りを始めた後の赤ちゃんは、布団をはいで体が冷えてしまうことがあります。わが家では、ロンパースの下着+腹巻付きのパジャマ+スリーパーを着せ、足元からおなかまで薄い布団を、さらに足元だけに厚手の布団をかけています。赤ちゃんも大人と同じ『頭寒足熱』が基本。足元を暖めた方がぐっすり眠れるようです。

 

みなさんは私のような失敗がないように、暖房を上手に利用しながら、赤ちゃんと一緒に、寒い冬を快適なものにしましょう。