絵本「おててがでたよ」
赤ちゃんがシャツを一枚着るだけなのに、なぜか面白い!

2016.12.07 World-Mommy 編集部 絵本の紹介

 

作・絵:林明子
出版社:福音館書店
発行年:1986年

すっぽりかぶった衣服から、あかちゃんが手を出し、頭を出し、足を出しという進行の中で、あかちゃんがからだの部分に出会っていくたくまずして巧みな絵本。

福音館書店より引用:http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.php?isbn=978-4-8340-0683-4

【あらすじ】ひとりでシャツを着られるかな?

 

赤ちゃんが、頭からすっぽりかぶったシャツから、手と足と頭を出すだけのストーリー。大人からすれば、なんてことはないことでも、幼い子どもにとって、自分で洋服を着るというのは大きなドラマのようです。

物語は、頭からすっぽりとシャツをかぶった赤ちゃんの登場から始まります。

何にも見えなくなった赤ちゃん。やっとの思いで、まずは左手をパッと外に出すことができました。

 

次に、頭を出そうとシャツを引っ張るけど、なかなか顔が出てこない。

ようやくシャツから出てきた顔には、目も、口も、ちゃんと付いているかな?

 

今度は、シャツから足を出すのに一苦労。足の場所を探し当てて、うーん、うーんと、引っ張っても出てこない。

赤ちゃんは、ちゃんとシャツから手足を出すことができるのでしょうか。

【0歳から】子どもだからわかる、お着替えあるある

 

このお話の、どこが面白いのだろう? そう思いつつ、子どもに絵本を読み聞かせてみると……。あら、不思議。子どもは大喜びです!

幼い子どもは、身体のサイズに比べて頭が大きいので、シャツを着るときはいつも苦労します。それがママやパパに着せてもらう時であったとしてもです。子どもはお着替えのたびに、シャツの中から「僕(私)の頭と手は、いつ出るのだろう?」と思っています。

そんな子どもの日々の出来事を、絵本「おててがでたよ」は、とてもうまく切り取っています。子どもにとっては「あ、そうそう。あるある!」と自分に当てはめて、思わず笑ってしまうのです。

読み聞かせは0歳児からできますが、なんでも自分でやりたがる2~3歳の子どもにも喜んでもらえるでしょう。

「おててはどこかな? あんよはどこかな?」と絵本を読み聞かせしながら、ママやパパは子どもの身体を触ってあげてください。手や足という言葉を覚える切っ掛けにもなりますよ。