マタニティブルーと産後うつの違い
出産後、妻のようすを見守るのは夫の役目です

2016.12.01 北野 啓太郎 パパの育児

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「産後、妻が怒りっぽくなった」という男性の声をよく聞きます。それって、もしかしたら精神的な疾患かもしれませんよ。

こんにちは! 2歳児男児を子育て中。男性視点の育児サイト「パパやる」を運営する北野です。当サイトWorld Mommyは、主にママに役立つ情報を提供しているメディアですが、僕が担当するコラムではパパに向けてお届けします。

さて、今回は産後の妻の変化について。

マタニティブルーと産後うつの違い

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男性には理解し難いのですが、女性はホルモンバランスの変化により、いつも身体的・精神的にストレスがかかっています。月経時に腰痛や肩こりを起こしたり、イライラしたり、落ち込んだりすることがあることくらいは、男性でも知っているでしょう。

しかし、妊娠・出産となると、その負荷はさらに大きなものになります。特に出産時は、陣痛・分娩の強烈な痛みだけでなく、ホルモンバランスも津波のように大きく変化します。そのため、出産直後に突然気分が変化してしまうことがあるのです。

赤ちゃんを出産して幸せかと思いきや、強い不安を感じたり、涙が止まらなかったり、夜眠れなかったりします。その状態をマタニティブルーと呼んでいます。

マタニティブルーは多くの産後女性に起き、大抵は数日から10日程度で落ち着きます。

しかし、その状況が長引き、2週間以上たっても不安が重くのしかかっている場合は、産後うつの可能性があります。赤ちゃんや夫に対して愛情を感じなかったり、将来を悲観的に感じたりします。

マタニティブルーは自然におさまるので特に治療の必要はありませんが、産後うつは病気ですので心療内科などを受診する必要があるのです。

夫がケアすべき相手は、赤ちゃんだけじゃない
産後は妻の様子をしっかりと見守ろう

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妻の産後、父親となったあなたがすべきことは、赤ちゃんと奥さんの様子をしっかりと見守ることです。

母親の精神状態が不安定だと、赤ちゃんの様子を客観的に見られません。また、母親がうつ状態になっている場合、自覚がないこともあります。「産後うつなのでは?」と、他人から指摘されたり、病院で診断されたりして、驚くことがよくあるのです。

そのため、夫は異変にいち早く気づけるよう、子どもと妻の様子を冷静に見ないといけません。

毎日、気になったことを手帳などにメモしておくと良いでしょう。「どんな症状が」「いつから起きた」がわかると、診断や治療の手助けにもなります。

産後うつは、決してレアな精神疾患ではありません。およそ1割の母親がかかると言われていますので、決して他人事ではないのです。

夫であるあなたは、妻のイライラに対して腹を立てたりせず、落ち着いて対処してください。家族を守るために頑張りましょう!

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