寝る前に読みたい、30年も愛され続けている絵本「おつきさまこんばんは」
まんまる笑顔に、赤ちゃんも思わずニッコリ

2016.11.09 World-Mommy 編集部 絵本の紹介

 

作・絵:林明子
出版社:福音館書店
発行年:1986年

静かな夜の空。ネコが寝そべる屋根の上が明るくなって、しだいに金色に輝くまん丸いお月さまがでてきました。「お月さまこんばんは」。

福音館書店より引用:http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.php?isbn=978-4-8340-0687-2

【あらすじ】ゆったりと時が流れる、優しい夜のひととき

 

お月さまを、生き物に見立てた物語。

夜がふけて空が暗くなった頃、遠くから月の光が差し込んできました。そんなお月さまの姿を見た2匹の猫は、慌てて家の屋根に駆け登ります。

「おつきさま こんばんは」

 

猫がお月さまとお話しをしようとしたそのとき、雲がやってきて、お月さまと猫のあいだをさえぎってしまいました。

「くもさん どいて」

しばらくすると、くもさんは去って行きました。でもくもさんは、猫の邪魔をしていた訳ではなかったのです。くもさんも、お月さまとお話しをしていたのです。

そして夜空には、まんまるのお月さまがにっこり。

【0歳から】眠れない子どもは、お月さまに「おやすみ」を……

 

ストーリーは、とってもシンプルです。夜空に浮かぶお月さまに「こんばんは」というだけのお話しですから。

でも、あなどってはいけません。

猫や月など、登場人物の機微がしっかりと描かれていて、読むたびに新しい発見があるはず。お月さまが空に現れる動きに合わせて猫達が急いで屋根に飛び乗ったり、お月さまが雲にさえぎられて怒ったり。また、お月さまの困った顔や、優しい笑顔も、うまく表現されています。

お月さまは、私達大人にとっても子ども達にとっても、とても身近な存在。夜、子どもの寝かしつけに困っているママは、この絵本の中のお月さまや窓の外のお月さまに、子どもと一緒に挨拶をするのを寝る前の習慣にしても良さそうです。

「おつきさま こんばんは」、と。

最後に、絵本の裏表紙もお見逃しなく。舌をペロッと出した笑顔のお月さまが大きく描かれているのですが、お月さまがこんなにお茶目だったことを知れば、きっと、もっと、お月さまのことが好きになれるでしょう!