日本とは大違い!?
フランスニースの面倒な妊婦検診

2016.10.17 KOSSY 世界のママ通信

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こんにちは。南フランス・ニースで子育て奮闘中のKOSSYです。
今回はニースと日本での妊婦検診の違いをお伝えしていきたいと思います。

私の初めての出産は今から約8年半前。主人の勤務先である語学学校の給料未払い事件のタイミングで妊娠が発覚し、その後失業してしまった為、臨月に入ったタイミングで節約の為に主人と一緒に私の実家へ引越しました。

もともと私は里帰り出産を希望していたのですが、主人は「自分と離れて親のもとで出産するなんて絶対におかしい!」と反対していたので、私はこの状況を実はラッキー♪ なんてこっそりとポジティブにとらえていました(笑)。思いもよらぬ状況でしたが、私は希望の里帰り出産が出来たんです。

フランス人と結婚すると、里帰り出産も産後にゆっくりする事も理解されません。これは国際結婚ならではの一つの問題かもしれませんね。

時を経て2014年初夏。
フランスでの生活も3年程経過し、ロンドンの友人を訪れた時に、二人目を授かった事に気が付きました。

 

日本での出産経験のある私なので、出産自体に恐怖心は無かったのですが、ニースでの検診では面倒だな。合理的でないな……と思える事が正直沢山ありました。

最初に戸惑ったのが、妊娠期間のカウントの仕方が異なる事。

そして、出産予定日の算出方法も違い、出産予定日自体がフランス式と日本式では違いがあった事。

日本では最終月経日を初日として4週間を1ヶ月とカウントしますが、フランスでは受精をした日を自己申告してそこを初日としてカウントしていきます。その日から9ヶ月を足した日がフランスでは出産予定日になるのです。
つまり、フランスでは妊娠期間は10ヶ月ではなく9ヶ月になるのです。

これに基づき日本式の出産予定日を自分で計算すると2月20日頃でしたが、フランスの産科医が出してきた出産予定日は3月3日。この日までに生まれて来なければ、予定日当日に促進剤を打って出産を促すことになると聞きました。

その後の妊婦検診は日本ですと、検診から出産まで通常は同じ病院内で済みますが、ニースでは出産までには様々なドクターのオフィスを訪問しなくてはなりませんでした。

妊娠検査薬で陽性反応が出てから産婦人科に行き、簡易のエコーで着床状況を確認してもらいます。その後、臨床検査所にて血液検査を行い、再度出産予定日を算出してもらいます。妊娠判断を貰えたら妊娠3ヶ月までに、医療費の負担を軽減するために社会保障事務局に申請をする必要があります。

妊娠がわかったら、分娩する病院をどこにするか決めなくてはなりません。

ニースには分娩可能な病院が3ヶ所あり、そのうち一つの病院(聖マリア病院)はハリウッド女優のアンジェリーナジョリーが出産したとても有名な病院です。

 

とはいっても、一般市民の私達でも利用できる意外とリーズナブルな病院です。また、海を眺めながら出産できる分娩室があるのも、この病院の特徴です。部屋も海沿い個室を少しのオプション料金で指定可能です。(事前予約は不可)病院を決めたら、その病院と提携している産婦人科医に検診予約を取って、毎月1度の妊婦検診に通う事になります。

妊婦検診は産婦人科医だけで済むのではなく、出産までには3回のエコー医師と数回の血液検査、助産師との出産準備クラスに数回、臨月に入ると麻酔医(無痛分娩)との面談に通わなくてはなりません。そのため産婦人科の毎月の検診の度に、紹介状や処方箋を書いてもらう事になります。

こういった事情があり、月に何度も予約の電話をしたり、スケジュール管理を行い、住所を調べて大きなお腹を抱えながら、若干迷いつつ検診に通っていました。

色々と担当が違うことはわかりますが、日本の場合は全てが一つの病院で済むケースが多いので、やっぱり日本は便利だな~と思う妊婦生活でした。

次回は出産事情をお伝えさせて頂きます。